身に危険を感じるほどの猛暑の日々が続いていますが、
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
今回は浴室乾燥機が手放せない!
むしろちゃんと使ったことないかも!
という方に向けて、浴乾の効果的な使い方から取替工事まで徹底的に解説していきます!
実際に取替工事を行っている我々にも、かなり多くの取替依頼が寄せられています。
分かりやすくまとめているので是非参考になれば幸いです!
浴室乾燥機の効果
浴室乾燥機とは、浴室についている乾燥機で、
乾燥のほかに換気・暖房・冷風などのさまざまな機能があります。
これを見れば用途に合わせて使いこなせるようになるはずです!
浴室の温度管理ができる!
冬は浴室内を暖めることができ、夏は涼しくすることができるため、
あらかじめ付けておけば入浴時に快適に過ごすことが可能です。
洗濯物を綺麗に干せる!
また、浴室内を乾燥させられる機能を使って、洗濯物を干すことができます。
住んでいる環境上、ベランダで洗濯物を干せないという方は
浴室内で洗濯物を干せば、衣類がしわになるのを防ぐこともできます!
洗濯物を乾かすには洗濯乾燥機を利用する方法もありますが、
しわになりやすかったり衣類が縮んだりすることがあるので、
気になる方にはありがたい存在かもしれません。
さらに、衣類の種類によっては洗濯乾燥機で洗うことが難しい場合もあるので、
浴室乾燥機があれば、雨が続くときや花粉症の家族がいる場合でも洗濯物を干すことができ、
部屋干しの臭いや生乾きの臭いなどもしにくい効果も!
意外にも、濡れた洗濯物は意外と重さがあるため、腰が悪い人にとっては、
洗濯物を持って洗濯機とバルコニーやベランダに運ぶのが大変な場合もあるんです。
浴室と洗濯機の位置関係が近ければ、濡れた洗濯物を運ぶ負担を減らすことが可能ですので、
ご家族にも是非おすすめしてみると良いかもしれません。
浴室内のカビを防ぐ!
浴室の掃除ってものすごく大変ですよね・・・
浴室が日陰になる場所にある・窓がなくて換気を行うことができない・
忙しくてなかなか掃除をすることができないなど、
浴室が乾きにくい状態になりやすいです。
湿気が残った状態が続くと浴室にカビが生えやすくなってしまうため、
カビを生えにくくしたい・掃除の頻度を減らしたいと考えている人にも浴室乾燥機は有効です。
浴室乾燥機を使って換気や乾燥を上手に行うことにより、
お風呂にカビが生えるのを防止できます!
浴室乾燥機のメリット・デメリット
先ほど浴室乾燥機の効果について述べましたが、
他にもメリットはたくさんあります!
デメリットもしっかりふまえて、ぜひ検討してみてください!
メリット
①冬場の入浴が快適になる !
寒すぎてお風呂に入るのが億劫になってしまう冬場でも、あらかじめ浴室乾燥機の暖房機能を使って
浴室全体を温めておけば、快適な入浴時間を過ごすことができます。
また、これによってヒートショックの防止も!
ヒートショックがきっかけで年間2万人以上の方が亡くなっていると推測されています。
脱衣所と浴室内の温度差を縮めるためにも、冬場はしっかり暖房機能を使うことを
おすすめします!
②洗濯物を早く乾かせる!
浴室乾燥機なら日頃の洗濯物を乾かす時間を短縮することも可能です。
浴室暖房乾燥機を利用する時間目安は2〜4時間程度で、外干しと比較して1〜4時間の短縮が可能に!
ただし、乾燥時間を短縮するためには、空気を循環させるための工夫や洗濯物の干す位置などを
調整する必要があります。ガスや電気などの光熱費が多少かかりますが、天候を気にせず洗濯できるのは魅力的ですね。
デメリット
①電気代が高い
やはり電気代を使うので、今まで使ったことが無い人は少し抵抗があるかもしれません。
浴室乾燥機の電気代は1時間当たり約32円です。
洗濯物の少ないご家庭で一度の乾燥時間の目安が2~4時間ほどと考えると、
1日に3時間使うと96円、毎日洗濯物の乾燥をしたとすれば1ヶ月で2,880円かかる計算になります。
②ベランダより多くの洗濯物を干せない
また、洗濯物を干すスペースには限りがあり、あまりにも大量の洗濯物を干すには向いてません。
家族全員の洗濯物だと多すぎて乾きづらいことにも繋がるため、
できるだけこまめに利用することが大切です。
③浴室乾燥機の使用中はお風呂にはいれない
意外と盲点かもしれませんが、洗濯物を乾かしている間は、当然お風呂に入ることができません。
日中に浴室暖房乾燥機を利用する場合はあまり問題ありませんが、
夜中に利用する場合は家族の入浴時間を考慮する必要があるかもしれません。
④定期的にフィルターを掃除する必要がある
浴室には思っているよりもたくさんのホコリやカビが浮遊しており、
汚れによってフィルターが目詰まりを起こすと、運転効率を悪くしてしまう可能性があります。
出来れば週一回の掃除が理想的です。
浴室乾燥機のお手入れ方法・お得な使い方・交換時期
お手入れ方法
まず、ランニングコストを安く抑えるには、フィルターをこまめに清掃することが鉄則です。
フィルターに汚れが溜まってしまうと浴室暖房乾燥機の機能が下がってしまい、
それだけ電気代が膨らむことに繋がります。
フィルター掃除を怠るとホコリが溜まるだけでなく、
カビが発生して体に悪影響を及ぼす可能性も考えられます。
電気代の節約にもなりますので、時間を見つけてやってみてください!
また、浴室乾燥機を掃除するときは必ず電源を落とし、しばらく時間をおいてからにしてください。
通電した状態や、乾燥器部分が熱を持った状態で作業をすると事故の元となるので注意です!
浴室乾燥機のお得な使い方
使用する時間帯としては、昼間よりも夜間に利用した方が電気代は安くなります。
夜間の電気代を安く利用するには専用の手続きをしなければならないケースもありますが、
電気代は昼間に比べ約3~4割ほど下げることができる場合も!
ただし、入浴直後は浴室内の湿度が高いため、水滴はできるだけタオルなどで拭きとるのがおすすめ!
洗濯物の量が多くない時や外気が暖かいときは、換気モードを使うことで電気代を節約することができます。
換気モードは乾燥モードに比べると使用電気量が圧倒的に安く、
1日あたり10円以下に抑えることも十分に可能です。
ただし乾燥に時間がかかると匂いやカビの原因にもなるため、頻繁に利用することはおすすめしません。
最後に、厚手の乾きにくい衣類はできるだけ浴室暖房乾燥機の近くに置くように徹底しましょう。
厚手のものは浴室暖房乾燥機の近く、薄手のものはその周りに配置することで、
全体的に乾燥時間を均一化することができます。
屋外の天気でも洗濯物が乾きそうであれば、薄手のものは外に、
厚手のものは浴室暖房乾燥機と使い分けるのもおすすめです。
浴室乾燥機の交換時期・目安
こんな症状を感じたことはありませんか?
①風が暖かくなりづらくなった
②使用中、異音がする、または変に振動する
③一部の機能が使えなくなった
④シミや汚れが目立つようになった
浴室乾燥機の標準使用期間は「10年間」となっています。
心当たりのある方は、改めて一度ご確認してみてください!
浴室暖房乾燥機の取替方法
浴室暖房乾燥機の本体は、およそ5~15万円が目安となっています。
天井埋め込み型・天井付け型・壁掛け型のいずれも、価格に大差はありません。
現在のお財布事情と将来的なメリットのバランスを考えながら、
無理のない価格帯の製品を選ぶことが大切です。
浴室暖房乾燥機の交換費用はおよそ2~4万円が目安となります。
ただし浴槽の環境や天井のスペースなどによっては、
工事費が5万円を超える場合も。
工事費をできるだけ抑えたい方は、
交換時期に近づいたら複数の業者に見積もりを依頼しておくのもおすすめです。
浴室暖房乾燥機の取付・取替工事
お風呂場に設置できる浴室暖房乾燥機は全部で3種類あります。
ユニットバスはもちろん、壁一面にタイルを施す在来工法のお風呂場でも、後付けすることは十分に可能です。
3種類の違いは以下のようになります。
天井埋め込み型
・見た目がすっきりしている
・天井に十分なスペースが必要
・空間を広く見せたい人におすすめ!
天井付け型
・施工がシンプル
・換気扇の位置によっては設置できない可能性もある
・すでに換気扇が天井にある人におすすめ!
壁掛け型
・浴室タイプに関係なく設置可能
・見た目に影響する
・タイル張りの在来工法でできた浴室の人におすすめ!
浴室乾燥機取替工事の流れ
①既設の写真を撮って工事見積業者に送る
(希望の機種がある場合はそれを伝える)
②工事見積業者から見積もりが送られてくる
③金額に納得できたら工事日程を決める
④工事
という流れになります。
何を付けたらいいか分からない・出来るだけ安いものを付けたいという場合も、
プロが希望に合った機種を選定してくれるので一度見積依頼を送ってみるのがおすすめです!
おわりに
いかがでしたか?
普段から愛用してるよ!って方から、
家買ったときに付いてたけどちゃんと使いこなせてなかったな・・・
という方までいらっしゃったのではないでしょうか。
一見地味な存在に思える浴室乾燥機も年々進化しているので、
良ければこの記事を参考に、効率的な使い方について考えてもらえれば幸いです!