ガスコンロと言えば、ガラストップが主流ですよね。
可愛らしいカラーでデザイン性も優れており、さらに強化ガラスのために耐久性があるので長く続けられることがメリットです。
また汚れや傷も基本的にはつきにくいために、焦げや汚れがついてしまってもメラミンスポンジでサッと拭き取るだけでキレイになるのでお手入れもしやすいのが嬉しいですよね。
しかし、フライパンを重ねて置いてしまったときや不意なことで想定以上に力がかかってしまいガスコンロの天板にヒビが入ってしまったり、割れてしまうこともあります。
また、ガラストップ以外の素材でも天板が割れてしまったという方もいらっしゃるかもしれません…。
では、ガスコンロの天板が割れてしまったときどのように対応すれば良いのでしょうか。
そこで今回は、
・そもそもガスコンロの天板って?
・ガスコンロの天板の種類は?
・ガスコンロの天板ごとのメリットやデメリット
・ガスコンロの天板はなぜ割れるのか
・ガスコンロの天板が割れる原因
・ガスコンロの天板はヒビや割れたまま使っていい?
・ガスコンロの天板が割れたときにどう対処すれば良い?
などの情報についてご紹介させて頂きます。
この記事を読めば、ガスコンロの天板が割れてしまったときに最低限知っておきたい知識や対処法について知ることができますよ。
是非、ガスコンロの天板が割れる原因や対処法を知りたい方はご一読ください。
そもそもガスコンロの天板って?
そもそもガスコンロの天板とは、どの部分のことなのでしょうか?
ガスコンロの天板は、火が出るコンロの下の平らなところを指します。
ここは様々な素材のトッププレート(天板)があり、種類や素材によって見た目や耐久性、お手入れのしやすさが変わってきます。
では、ガスコンロの天板にはどのような種類があるのでしょうか。
詳しく見てみましょう。
ガスコンロの天板の種類は?
ガスコンロの天板は、
・アルミ素材
・ステンレス素材
・ホーロー素材
・フッ素コート素材
・ガラスコート
・ガラストップ
の6つの種類があります。
種類が多く感じられるかもしれませんが、それぞれに特徴がありメリットも異なります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
アルミ素材
ガスコンロの天板のアルミ素材はまだあまり普及していないため、デザイン性にこだわりたい方に人気になっています。
アルミ削り出しタイプの天板は、板が分厚いことからバーナーの周りの温度は上がりにくく、熱伝導が高くて熱の分散が早くなっています。
それにより、
・こげや汚れが付着しにくい
・強い衝撃にも強く、割れにくい
という特徴で、価格はやや高めになっています。
メタリックな質感でクールなデザインなのが美しいですね。
サッとひと拭きでお掃除を済ませたい方にはオススメでしょう。
ステンレス素材
ガスコンロの天板がステンレス素材のタイプは、もともとは業務用のものが多く普及していましたが、近年は家庭用モデルも増えてきています。
ステンレスなので、丈夫でサビに強いのが特徴です。
そのため、キッチンという水回りでも気にせずに使えるのがメリットでしょう。
重厚感あるデザインが多く、長く使っていると熱による変色は多少出てきますが大きな鍋やフライパンを使った調理にもオススメです。
頑丈素材でお手入れがしやすいので、長期間使い続けることができますよ。
しかし需要がまだ少なく、種類も限られているのでお値段は高めになっています。
購入を検討している場合は、他の素材と比較してから、決めましょう。
ホーロー素材
ガスコンロの天板がホーロー素材の場合、黒や白色が王道のタイプになります。
シックなデザインでキッチンにも馴染みやすいのが特徴。
またホーロ製のお鍋と同じで、鋼板にガラス質のコーティングがされているのでツルッとした質感の天板です。
丈夫で衝撃に強く、割れにくいのがメリットで汚れにも気にせずお手入れができます。
耐久性はあまりないので、使っているうちに割れてしまったり塗装が剥がれてきてくる可能性も。
ですが他の素材と比べても価格は安いですから、気兼ねなく買い替えができるでしょう。
フッ素コート素材
ガスコンロの天板がフッ素コート素材のタイプは、ホーロー素材の普及により近頃は種類が少し減ってきているのが見受けられます。
フッ素コートの場合、鉄板にフッ素のコーティングが施されており油を弾くので揚げ物などを多くする人には強い味方になってくれます。
油ハネやベタベタの汚れもさっと拭き取るだけで済むのが、一番の特徴です。
しかし、耐久性は他の素材よりも劣ることから長期間使っているとサビが目立つようになってきてしまいます。
またクレンザーなどを使ってしまうとフッ素コートが剥がれてしまうので要注意。
耐久性は劣りますが、買い替えやすい価格になっています。
ガラスコート
ガスコンロの天板がガラスコートのタイプは、ホーロー素材よりもさらきガラス質のコーティングがされたもので強化ホーローとも呼ばれます。
ガラストップよりも透明感はないですが、光沢感がありオシャレ。
デザイン性やカラーバリエーションも豊富でフラットタイプなのが特徴なので、お手入れも水拭きなどラクラクです。
価格はガラストップとあまり変わらず、リーズナブルのものも最近は増えています。
欠点としては、傷が付きやすいためにそれをきっかけにコーティングが剥がれてサビが発生することがあります。
見た目やお手入れのしやすさにこだわりたい方は、ガラスコートがオススメ。
ガラストップ
ガスコンロの天板がガラストップのタイプは、いま一番人気になっています。
硬質ホーローに強化ガラスがコーティングされており、フラットなガラスは光沢と透明感があって見た目が美しく高級感ある雰囲気です。
また見た目だけでなく、強化ガラスによって耐熱性や耐久性にも優れているので油ハネやこげにも強くお手入れは簡単。
欠点としては1箇所に強い衝撃がかかるとひび割れを起こす可能性があるということ。
重い鍋を落としてしまったときなどは割れてしまう場合もありますので、気をつけましょう。
価格はやや高めですが、見た目も機能面も重視したい方はガラストップがオススメです。
ガスコンロの天板ごとのメリットやデメリット
ガスコンロの天板ごとのメリットやデメリットを見てみましょう。
アルミ素材
【特徴】
・最近で出したシリーズ
・アルミ削り出しタイプ
【メリット】
・メタリックでクールなデザイン
・熱伝導がよく汚れがつきにくい
・お手入れがしやすい
【デメリット】
・種類が少ない
【注意点】
・金属で柔らかいため強くこすると傷つきやすい
ステンレス素材
【特徴】
・業務用のものが主流であまり販売されていない
【メリット】
・シンプルなデザイン
・頑丈
【デメリット】
・種類が少ない
・価格が高い
・熱で変色する
・傷が付きやすい
【注意点】
・赤茶色に小傷がつきやすい
ホーロー素材
【特徴】
・鋼板にガラス質のコーティングを施した素材
【メリット】
・耐久性に優れる
【デメリット】
・シンプルなデザイン
【注意点】
・汚れを放置すると取れにくくなる
フッ素コート素材
【特徴】
・鋼板にフッ素をコーティングした素材
【メリット】
・油を弾くのでお手入れがしやすい
【デメリット】
・熱に弱い
【注意点】
・硬いものでこふるとフッ素が剥がれる
ガラスコート
【特徴】
・硬質ホーローにコーティングを施した素材
【メリット】
・光沢感がある
・割れにくい
・カラーバリエーションが豊富
・ガラストップよりも安い
【デメリット】
・重い
ガラストップ
【特徴】
・耐熱強化ガラス
【メリット】
・鏡のような透明感
・耐熱性に優れる
・耐久性に優れる
・お手入れがしやすい
【デメリット】
・重いものを落とすと割れる可能性がある
ガスコンロの天板はなぜ割れるのか
ガスコンロの天板は、滅多に割れることはありません。
一例で挙げてみるとすれば、ノーリツのガラストップの場合
・40cmから1.8kgのおもりを落とす
・試料を800℃まで熱したのち水に投げ込む
ということをしても割れない強度で作られています。
しかしガスコンロの天板は、使っていると割れてしまったりお掃除中に割れてしまった…なんてこともありますよね。
ガスコンロは素材によっては見た目がよく傷つきにくいものもありますがその分、1点にかかる圧力に弱いこともあります。
特にガラストップの場合は、1箇所に強い衝撃がかかるとひび割れを起こす可能性が高いです。
例えば、
・中の入った重い鍋を落としてしまった
・掃除のときに体重をかけてしまった
・フライパンをぶつけてしまった
などということをきっかけに、バリッと割れてしまうことがあるのです。
ガスコンロは天板を含めた全体の寿命が10年程度とされています。
しかし、毎日使うものであるために製造から天板やその他の部品がどんどん劣化してしまいます。
もしも10年以上使っている場合は天板が割れるだけでなく、いつコンロ自体が故障するかも分かりません。
もしも同じガスコンロを10年以上使っているという方は、安全のためにも早めの交換をしてくださいね。
ガスコンロの天板が割れる原因まとめ
ガスコンロの天板は、様々なことをきっかけに割れてしまいます。
使っているときの不注意や、寿命、熱膨張などが挙げられます。
そんな中でもガラストップはお手入れがしやすく汚れもつきにくいので多くのガスコンロで使われている人気の素材ですが、割れるリスクが唯一の欠点ですよね。
ここでは、ガスコンロの天板が割れる原因をまとめます。
重たいものを落としてしまったとき
ガスコンロの天板が割れる原因として特に多いのが、重たいものを落としてしまったときです。
ガスコンロの天板は、ガラストップなどの素材は特に1箇所にかかる衝撃や圧力に弱いのが欠点です。
そのため、1箇所に強い力がかかってしまうと割れてしまうことがあります。
例えば
・手を滑らせてフライパンを落としてしまった
・レンジフードに吊り下げていた調理器具が落ちてしまった
・鍋においていた蓋が落ちてしまった
などという理由によって、ガスコンロの天板が割れてしまいます。
キッチンなので、どうしても調理器具を立てかけたり吊り下げたりしてしまいがちですが落下してしまったら衝撃で割れてしまうことも多いので高いところに重たいものを吊るすのはオススメできません。
体重を一点にかけてしまったとき
ガスコンロの天板は一点の圧力に弱いです。
もしも強い圧をかけてしまうとバキッと割れてしまうこともあります。
例えば、
・換気扇の掃除をしようとコンロに乗ってしまった
・上の棚で探しものをするのに体重をかけてしまった
などという理由によってガスコンロの天板が割れてしまいます。
ガスコンロの天板は人が乗っただけでも割れてしまいますから、高いところのものを取りたいときや掃除するときには脚立や椅子を使用してください。
小さなヒビが熱膨張したとき
天板に物を落としたり、力を加えたりしていないにも関わらずガスコンロの天板が割れてしまうこともあります。
この場合は、熱膨張が原因だと考えられます。
もともとガラストップの天板は、耐熱性があり高温になっても熱膨張はほとんどしません。
しかし耐久年数を過ぎて気づかないような細かなヒビが入ってしまっていると、膨張と収縮を繰り返すことで大きなひび割れに繋がる可能性もあります。
ガスコンロの天板を扱うときにはひび割れを起こさないように、フライパンを置くときや鍋を引きずらないなど大切に使うようにしましょう。
天板のたわみで隙間ができたとき
ガスコンロは、長く使っていると耐久性が落ちてきてしまいます。
するとその重みでコンロ天板とキッチン天板の間にたわみができてしまうのです。
たわんだ天板に隙間があるとガラストップが均一に圧力を分散することができなくなって、真ん中あたりから突然割れてしまうのです。
ガスコンロの天板は割れたまま使っていい?
ガスコンロの天板が割れてしまっても、そのまま火はつくので使い続けている方もいらっしゃるかもしれません。
確かにガスコンロの割れ具合によっては、すぐ故障するわけではありませんから放置してしまいたくなりますよね…。
しかし実際、ガスコンロの天板が割れたまま放置して使っていると油ハネや吹きこぼれなどの汚れが割れたところに入り込んで本体が故障してしまう可能性が高いです。
また、フライパンを乗せたタイミングでガラストップが粉砕するという危険性もあるために天板が割れたときには修理または交換をするようにしなくてはいけません。
ガスコンロの天板が割れたときにどう対処すれば良い?
ガスコンロの天板が割れたときにどう対処すれば良いのでしょうか。
ここでは、いざというときにできる対処法をまとめます。
応急処置として耐熱アルミテープで補強する
ガスコンロを使っていて天板が割れてしまったとき。
調理中だったらどうしようかと、悩んでしまいますよね…。
ガスコンロを使っているときに天板が割れてしまうと、吹きこぼれや油ハネが内部に入り全体の故障に繋がってしまう可能性もあります。
そういったことを避けるようにするためには、一度火を止めて軍手で割れた天板で怪我をしないようにしながら耐熱アルミテープで補強しましょう。
耐熱アルミテープは1000円程度で、販売されています。
アルミ箔のテープであれば、熱源の補修にも使えますから一時しのぎとして活用してすぐに修理依頼をしましょう。
修理を依頼する
もしもガスコンロの天板が割れてしまったときには、なるべく早めに修理依頼をしましょう。
修理依頼は、ガスコンロを購入したお店やメーカー、修理業者に依頼することで可能です。
もしも修理依頼するときには、保険の申請に必要になる場合もあるので割れているところの写真を撮って場所を把握して説明ができる状態にしておきましょう。
また
・メーカー
・製品名
・品番
などを、しっかり把握しておくと話がスムーズに進みます。
メーカーによっては火災保険などによって修理の出費を抑えられることもあるので同時に調べておくのがオススメです。
もしも保険なども活用せずに、ガラストップを交換するとなると5万円程度必要になりますので気をつけてくださいね。
ガスコンロを交換する
もし天板が割れてしまったガスコンロの、使用年数が10年程度経過しているのであれば修理よりも買い替えがオススメです。
ガスコンロの耐久年数は10年程度ですから、もしも修理してもまた故障してしまう可能性があるからです。
出費が増えてしまうことを思えば、交換して割れにくい素材を選ぶのがオススメ。
ガスコンロをまるごと交換するとなると10万円程度〜になります。
近頃では割れにくい天板もたくさん出ており、衝撃に強く熱や傷にも強いハイパーガラスコート天板なども出ています。
もしも調理器具を落としても割れずに長期間使いたい!という方は天板の素材をしっかり考えて選ぶのがオススメです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、
・そもそもガスコンロの天板って?
・ガスコンロの天板の種類は?
・ガスコンロの天板ごとのメリットやデメリット
・ガスコンロの天板はなぜ割れるのか
・ガスコンロの天板が割れる原因
・ガスコンロの天板はヒビや割れたまま使っていい?
・ガスコンロの天板が割れたときにどう対処すれば良い?
などという情報についてご紹介させて頂きました。
ガスコンロの天板が割れてしまったとき、使用年数があまり経過していない場合は修理で対応すべきですが長期間使っており劣化が進んでいる場合は交換がオススメです。
ガスコンロの天板は割れてしまったまま放置していると、コンロ自体の故障を招いてしまう原因にもなります。
もしも割れてしまったときには保険が適用されるか確認し、メーカーや販売元、修理業者へ依頼するようにしましょう。
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