暑い夏がやって来ると、生活の必需品になるのが「エアコン」ですよね。
しかし、ずっとエアコンをつけていると高くなってしまうのが「電気代」。
古いエアコンを使っている場合は、なおさら電気代に頭を悩ますことがあるのではないでしょうか。
古いエアコンは「最新のエアコンと比べると、電気代が高くなる」と言われるので、買い換えるべきか迷いますよね。
そもそも古いエアコンの電気代が高くなってしまう理由ですが、フィルターの汚れで稼働の効率が悪くなっていたり、省エネ性能が最新のものと比較するとかなり劣るので電気代が高くついてしまいます。
では最新機種のエアコンと比較すると年式の古いエアコンはどの程度、電気代が変わるのか気になりますよね。
また、電気代の計算方法も気になるかもしれません。
そこで今回は、
・そもそもエアコンの電気代はどうやって計算するの?
・エアコンの寿命ってどのくらいなの?
・古いエアコンは電気代が高いのは本当?
・なぜ最新機種のエアコンだと電気代が安くなるの?
・どのくらい前のエアコンだったら買い換えるべき?
・電気代を安くするならば掃除も大切
・最新機種のエアコンにするメリットは他にもある
・エアコンの電気代が気になるなら年式をチェックしよう!
などという情報についてご紹介させて頂きます。
この記事を読めば、最新機種エアコンの電気代における最低限知っておきたい知識や、電気代を安くする方法などの詳しい情報を知ることができますよ。
現在古いエアコンを使っていて電気代に頭を悩ましている方や、電気代を最新機種と比較したい方、買い替えに悩んでいる方はお役立てください。
そもそもエアコンの電気代はどうやって計算するの?
エアコンの電気代って、どのように算出するのか分からないですよね。
そもそもエアコンの電気代は、消費電力で割り出しています。
ワット(W)という単位で表され、これは電化製品を稼働させたときに消費するエネルギー量のこと。
これにより電気代をおおよそ求めることが可能です。
電気代を求める公式は「消費電力×使用時間×電気代単価」で決まります。
電力会社の電気料金は1kWhあたりでいくらと決めます。
これは、1時間あたりで電化製品が消費したエネルギー量を表す単位のことです。
もしも
・1時間あたりの電気代が知りたいなら「1時間あたりの消費電力(kW)×使用時間(時間)×料金単価(円/kWh)」
・1ヶ月あたりの電気代が知りたいなら「1時間あたりの電気代×1日あたりの使用時間×1カ月あたりの使用日数」
で計算します。
ですが電気代は電化製品の消費電力だけでは割り出せず、正確に計算するには契約する電力会社の定める電気料金を調べなくてはいけません。
ザックリではありますが、エアコンの消費電力が800W(0.8kW)で電気料金が1kWhあたり27円で考えてみましょう。
0.8kW×27円/kWh=21.6円/hとなり、1時間あたりおよそ22円の電気代だと分かります。
そしてこれを1日で7時間稼働していたとすれば22円×7時間=154円程度。
1ヶ月付けていたとすると154円×31日=4774円程度になることが分かりますね。
エアコンの耐久年数(寿命)ってどのくらいなの?
では、エアコンはどのくらいで寿命がやって来るのでしょうか。
エアコンは大体10〜15年程度が寿命だと言われています。
もちろん10年が経過したからと言ってすぐに壊れたり買い替えが必要になるわけではありません。
しかし主要耐久消費財における買い替え状況を見てみるとルームエアコンの使用平均年数は13.5年となっており、買い替え理由は故障が大半を占めています。
つまり、10年を経過したエアコンは故障の可能性が高くなってきますから新しいエアコンを検討すべきと言えるでしょう。
古いエアコンは電気代が高いのは本当?
エアコンがどの程度古い年式かによっても異なりますが、古いエアコンが最新機種よりも電気代が高いのは事実です。
実際に15年前、10年前、現在のエアコンで電気代を比較してみましょう。
ここでは、パナソニックのXシリーズで比較してみようと思います。
6畳向けで比較
2006年発売のナショナルエアコンXシリーズは、
・期間消費電力量が683kWh
・年間電気代が21,173円
2011年発売のパナソニックXシリーズは、
・期間消費電力量が612kWh
・年間電気代が18,972円
2021年発売のナショナルエアコンXシリーズは、
・期間消費電力量が586kWh
・年間電気代が18,166円
→前述のようにパナソニックのXシリーズ6畳向けでで比較した場合、15年前のエアコンと比べると「3,007円」電気代が安くなっているのです。
10畳向けで比較
2006年発売のナショナルエアコンXシリーズは、
・期間消費電力量が884kWh
・年間電気代が27,404円
2011年発売のパナソニックXシリーズは、
・期間消費電力量が779kWh
・年間電気代が24,149円
2021年発売のナショナルエアコンXシリーズは、
・期間消費電力量が746kWh
・年間電気代が23,126円
→前述のようにパナソニックのXシリーズ10畳向けでで比較した場合、15年前のエアコンと比べると「4,278円」電気代が安くなっているのです。
20畳向けで比較
2006年発売のナショナルエアコンXシリーズは、
・期間消費電力量が2869kWh
・年間電気代が88,939円
2011年発売のパナソニックXシリーズは、
・期間消費電力量が2382kWh
・年間電気代が73,842円
2021年発売のナショナルエアコンXシリーズは、
・期間消費電力量が1891kWh
・年間電気代が58,621円
→前述のようにパナソニックのXシリーズ20畳向けでで比較した場合、15年前のエアコンと比べると「30,318円」電気代が安くなっているのです。
【結論】最新機種エアコンの方が確実に電気代が安くなる!
ここまで見てご理解頂けるように、10年前のエアコンでも最新機種と比べると電気代が安くなるのが分かります。
15年前のエアコンと比較すると、さらに安くなりますよね。
エアコンの電気代はメーカーにより消費でが様々ですからそこまで電気代が変わらない場合もありますが、主要メーカーで比較するとはやり電気代は大きく変わります。
もしも電気代を気にしているのであれば、エアコンの買い替えを検討してみましょう。
なぜ最新機種のエアコンだと電気代が安くなるの?
なぜ最新機種のエアコンだと電気代が安くなるのかと言うと、大きな要因は省エネ性能にあります。
そもそも省エネ性能とは省エネルギー能力の大きさを表したもので、省エネ性能が高い方が電気代が安くなる傾向にあります。
そとそも省エネ性能とは、省エネルギー能力の特性の大きさを数値化したもののことです。
最新機種はこの省エネ性能が充実しているので、古いエアコンよりも高機能モデルが多くあります。
そういったエアコンは15年前の機種と比較しても電気代が大きく異なるために、より高性能なエアコンにする方が電気代を抑えることが可能です。
また最新機種の省エネ性能の技術の向上だけではありません。
年式の古いエアコンは、劣化や汚れなどによって性能が落ちていることも考えられます。
エアコンのフィルター汚れなどは、効きを悪くさせてしまいます。
そのため10年経過していない比較的新しいモデルであったとしても、フィルター汚れや熱交換器にほこりや汚れが溜まっている場合には冷暖房の性能を落としてしまうのです。
もしもそういった場合、エアコンを稼働させても効率が悪くなってしまうので余計に消費電力を増やしてしまうことから電気代が高くなってしまいます。
つまり省エネ性能が低く効率の悪い古いエアコンよりも、省エネ性能の高い最新機種の方が電気代が安くなるのです。
どのくらい前のエアコンだったら買い換えるべき?
エアコンは大体10〜15年程度が寿命だと言われています。
10年を経過すると徐々に壊れやすくなり、15年を経過するといつ故障してもおかしくありません。
真夏の暑い日に故障してしまい、故障してから慌ててエアコンを買い換えるとなると取り付けもすぐできるわけではないので困ってしまいますよね…。
エアコンの省エネ性能が高まりだしたのは2000年を過ぎた頃から。
その当時からすると2023年に発売される最新機種は、より省エネ性能が高くなってきています。
つまり、古ければ古いほど消費電力も多くなり電気代が高くなってしまうため、電気代を抑えたいのであれば買い替えを検討するべきなのです。
とは言っても、まだ購入から数年しか経過していない場合は定期的なお掃除などのメンテナンスで稼働効率を下げないようにすればOK。
エアコンの平均使用年数はおよそ13.5年となっていますが、メーカーの推奨する標準使用期間は10年になっています。
そのため10年を超えているエアコンは、買い替え時かもしれません。
電気代を安くするならば掃除も大切
前述の通り、エアコンは購入から10年未満の場合は慌てて買い換える必要はありません。
しかし、エアコンの電気代は掃除をするかしないかによっても冷却・暖房能力が変わってきます。
エアコンは使っているうちにどうしてもフィルターにホコリが溜まってしまい、冷却効率が徐々に下がってしまうのです。
そうするとエアコンの効きが悪くなりより一層、エアコンを風量や温度設定を強くしてしまいます。
これが電気代が上がる理由と、負荷がかかり故障しやすくなる原因なのです。
エアコンは定期的なお掃除も大切。
例えばホコリの溜まりやすいフィルターについては環境省の発表によると、2週間に1回程度は取り外してお手入れをすることが勧められています。
このお手入れをすると冷房で4%程度、暖房で6%程度の消費電力の削減ができると言われています。
内部については分解などが必要なため、専門業者にメンテナンスをしてもらうのがオススメです。
メンテナンスは有料にはなりますが、自分で知識もないまま行って壊してしまっては元も子もありません。
エアコンは定期的な掃除で、稼働効率を高めます。
内部はホコリだけでなく結露によってカビが発生してしまうこともありますから、放置せずに定期的にお手入れを依頼するようにしましょう。
最新機種のエアコンにするメリットは他にもある
最新機種のエアコンは省エネ性能が高く、古いエアコンよりも電気代が安くなるのがメリットです。
しかし、最新機種のエアコンは他にもメリットが多くあります。
例えば、
・スマホアプリでエアコンを操作する遠隔操作機能
・温度にムラが出ないように調節する自動運転
・AIで温度を自動調節する機能
・全方向赤外線センサー
・快眠モード
・フィルターの手入れを減らしてくれる自動掃除機能
・加湿機能
・空気清浄機能
・温度設定を0.5度単位で操作できる
・ファンロボ機能
などが挙げられます。
特にスマートフォンで遠隔操作ができるようなタイプであれば、帰宅前でもエアコンのオンオフができるので帰宅前から部屋を快適にすることができます。
またリモコンがなくても探し回る前に、スマートフォンで操作ができるのも嬉しいですよね。
このようにエアコンの最新機種は電気代以外にも多くの魅力があるのです。
エアコンの電気代が気になるなら年式をチェックしよう!
エアコンは安いものではありません。
だからと言って、古いものをいつまでも使い続けるのが「お得ではない」ということが今回の記事でお分かり頂けたかと思います。
もしも10〜15年前のエアコンを使っている場合は電気代が1.5〜2倍程度異なる場合もあり、状態によってはいつ壊れてしまうか分かりません。
壊れてしまってから慌てて探すよりは、時間をかけて製品選びをしておくのが最善でしょう。
エアコンは、取扱説明書や本体にメーカーや型番の記載がありいつの製品かを調べることが可能です。
もしも長く使い続けているエアコンであれば、これを機会に最新機種に買い換えるのも良いかもしれません。
エアコンは安いものではありませんから、焦らず慎重に選びましょう。
またエアコンを決めるときには、
・省エネ性能(消費電力が低いものを選ぶ)
・搭載されている機能(お掃除機能など)
・部屋の広さにあっている製品
など、色々な面に注目して選ぶようにしてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、
・そもそもエアコンの電気代はどうやって計算するの?
・エアコンの寿命ってどのくらいなの?
・古いエアコンは電気代が高いのは本当?
・なぜ最新機種のエアコンだと電気代が安くなるの?
・どのくらい前のエアコンだったら買い換えるべき?
・電気代を安くするならば掃除も大切
・最新機種のエアコンにするメリットは他にもある
・エアコンの電気代が気になるなら年式をチェックしよう!
などという情報についてご紹介させて頂きました。
今回の記事で古いエアコンと最新機種のエアコンの電気代の、おおよその比較ができたかと思います。
15年前のエアコンだと電気代が高いだけでなく、いつ故障するか分かりません。
また10年経過するくらいのエアコンだと、まだ慌てる必要はありませんが故障する確率は高くなっています。
エアコンは掃除頻度によっても電気代が変わるので、定期的なお手入れも行って電気代を比べてみてください。
10年前のエアコンの製品と比べても最新機種の方が機能と充実しており、日々性能の優れたものが登場しています。
もしも現在エアコンの電気代が高くて困っている場合は、ご自宅のエアコンの年式を調べて買い替えを検討してみても良いかもしれませんね。
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