内窓
2023.3.27
内窓リフォームは【先進的窓リノベ事業】で補助金申請がオススメ!
近頃、内窓をリフォームして快適な住まいづくりをする家庭が増えているのを知っていますか?
・夏場に部屋が涼しくならない
・冬場に部屋が暖かくならない
・結露で窓がカビたり、地面に水滴がつく
・部屋の中の生活音が漏れていないか心配
・車の音や外の音が気になる
などといった理由で内窓のリフォームをする方が増えているんです!
しかし内窓のリフォームは「やっぱり高いんでしょ…」と諦めていませんか。
そんな方へ向けて朗報です。
令和4年度補正予算によって始まった「先進的窓リノベ事業」。
この「先進的窓リノベ事業」を利用すれば窓リフォームで最大200万円の補助を受けることができます。
そこで今回は、
・先進的窓リノベ事業とは?
・先進的窓リノベ事業で対象になるもの
・窓リノベ事業の補助対象となる人について
・対象になる住宅
・窓リノベ事業の補助対象となるリフォーム工事は?
・こんな工事は「先進的窓リノベ事業」の対象にならないので注意!
・先進的窓リノベ事業で申請の対象となる期間
・先進的窓リノベ事業の補助額はどのくらい?
・内窓のリフォームにはメリットがいっぱい!
などについてご紹介させて頂きます。
この記事を読めば、「先進的窓リノベ事業」の最低限知っておきたい知識、期間や対象などの詳しい情報を知ることができますよ。
現在、「先進的窓リノベ事業」の補助金制度の流れや詳細、注意点を知りたい方は是非ご一読ください。
先進的窓リノベ事業とは?
「先進的窓リノベ事業」とは一体、何なのでしょうか。
結論から申しあげると、「先進的窓リノベ事業」は窓の断熱効果を高める窓リフォームで最大200万円の補助が受けられる制度です。
これは既存住宅の熱損失の大きな窓をリフォーム工事して断熱性能を高めることによって、燃料代や電気代などといったエネルギー価格高騰などを目的としています。
というのも窓からは外気温の影響を受けやすく、冷暖房費の負担が増えてしまうから。
もしも窓リフォームをすれば、断熱性能が高くなることから冷暖房費の負担が軽減されるだけでなく2030年度の家庭部門からのCO2排出量削減目標への貢献も促進させます。
このように、経済的負担やCO2排出量削減を目的に国がリフォーム向けに補助金制度を始めたのが「先進的窓リノベ事業」です。
具体的には、熱貫流率(Uw値)が1.9以下であるものなどの一定の基準を満たす窓やガラスが対象になり、既存住宅にある性能の低い窓をリフォームすることで補助金が出ます。
先進的窓リノベ事業で対象になるもの
「先進的窓リノベ事業」は、補助対象期間内に住宅の所有者が事前に登録された業者(窓リノベ事業者)と契約を行って断熱性能を高める工事を行う必要があります。
期間としては2023年12月31日までとなっていますが、予算上限に達すると早めに終了してしまう可能性もあるため、窓リフォームを考えている場合は早めに利用すべきです。
そこでここでは、窓リノベ事業の補助対象となる人や住宅、工事内容をお伝えしていきます。
窓リノベ事業の補助対象となる人について
窓リノベ事業を利用するには補助対象になる以下の条件を満たしている必要があります。
窓リフォーム工事をする住宅の所有者である
窓リフォームをする場合は、
・住宅を所有する所有者で、住んでいるまたはその家族であること
・住宅を所有しており、賃貸に供する法人や個人であること
・賃借人 ・集合住宅等の管理組合・管理組合法人であること
などの住宅の所有者などに当てはまるかどうかが重要です。
賃貸住宅に住んでいて、窓リフォームをする場合も対象にはなりますが賃貸物件のオーナーや大家、管理会社へ確認をしてから契約をしなくてはいけません。
窓リフォーム工事をする事業者が窓リノベ事業者であること
窓リフォームを検討している場合で補助金を利用するならば、窓リノベ事業者と工事の契約を締結する必要があります。
補助金の申請は補助対象者ではなく、窓リノベ事業者(登録している工務店やハウスメーカー)が交付申請手続きを行います。
また交付される補助金も窓リノベ事業者が補助対象者に還元する流れになります。
そのため、窓リフォーム工事をするならば登録している事業者に依頼して工事の契約をする必要があります。
登録事業者については、コチラから確認ができます。
「補助金は直接もらえるもの」と思ってしまう方も多いものですが、この「先進的窓リノベ事業」はリフォームをする業者が代理で申請して業者宛に振り込みが行われます。
住宅持ち主は値引きなどで間接的に補助が受けられることを覚えておきましょう。
対象になる住宅
「先進的窓リノベ事業」の対象になる住宅は既存住宅になります。
既存住宅の定義としてはリフォーム工事の工事請負契約日時点で、住宅を建築してから1年が経過している住宅または、過去に人が住んでいた住宅になります。
つまり建築して1年以上経過する住宅や中古住宅に住んでいれば「先進的窓リノベ事業」の対象にはなりますが、新築住宅を建築して1年経過していない場合には対象にならないので気をつけましょう。
窓リノベ事業の補助対象となるリフォーム工事は?
「先進的窓リノベ事業」の補助対象になるには、以下の3つの条件を満たさなくてはいけません。
申請する補助額が5万円以上であること
「先進的窓リノベ事業」を利用すれば窓リフォームで最大200万円の補助が受けられますが、補助額については工事の内容や対象製品の性能やサイズ、住宅の建て方などにより変動します。
また、申請する補助額が5万円以上であることが条件になります。
工事で対象製品を用いた場合
「先進的窓リノベ事業」の補助金を利用するならば、補助の対象製品を利用しなくてはいげせん。
これは、メーカーが事務局へ登録の申請をして、事務局が一定性能を満たすと確認ができた対象製品に限るものになります。
そのため「この製品でリフォーム工事をしよう」と思っていても、対象製品でないと補助の対象にならないので気をつけなくてはいけません。
具体的に対象製品を知りたい場合は、住宅省エネ2023キャンペーン特設サイトで調べられますがメーカーや型番に限られており詳しくは分からないために直接、依頼予定の業者に相談して決めてもらうのがおすすめです。
工事が対象内容である場合
「先進的窓リノベ事業」の対象となる工事は以下の通りです。
外気に接する住宅の開口部に設置する工事に限ります。
また、対象製品のメーカーが自社で施工する場合も対象になります。
・「ガラス交換」で、既存の窓のガラスのみを取り外して、既存サッシをそのまま使って、複層ガラス等に交換する工事。
・「内窓設置」で、既存の窓の内側に新しい窓を新設する場合または既存の内窓を取り除いて、新しい内窓に交換する工事。
・「外窓交換」で、既存の外窓を交換する際に古いサッシを枠ごと取り除いて、新しいサッシに交換する工事(はつり工法)。
・「外窓交換」で、既存の外窓を交換する際に古いサッシの中側に、少し小さな窓を取り付ける工事(カバー工法)。
ガラス交換の場合、窓枠はそのままでガラスのみを交換するタイプです。
一方で内窓設置交換は、現在ある窓の内側に新たに窓を設置するまたは交換する工事になります。
こんな工事は「先進的窓リノベ事業」の対象にならないので注意!
「先進的窓リノベ事業」では窓リフォーム全てが対象になるわけではありません。
例えば、
・対象製品であるが、中古品を用いた工事を行う場合
・対象製品のリース設備による設置工事を行う場合
・店舗併用住宅などの住宅以外の窓やガラスの工事を行う場合
・住宅の所有者が住宅設備を購入して、取付は住宅事業者に依頼する場合
・ドアの一部または欄間に取り付けられたガラスを交換する工事の場合
などは工事の対象にはなりません。
先進的窓リノベ事業で申請の対象となる期間
「先進的窓リノベ事業」の工期請負契約日は、2022年11月8日~2023年12月31日までです。
しかし、予算上限に達ふるなど国の予算が尽きた地点で早期の締め切りとなる可能性もあるために12月末まで実施しているとは限らないため窓リフォームを検討している場合は早めに行動しなくてはいけないでしょう。
また、補助対象になるためには工事請負契約を締結した施工業者が窓リノベ事業者に登録申請をおこなった後の着工であることが条件です。
そのため事業者登録情報は、契約前に確認しておかなくてはいけません。
「先進的窓リノベ事業」を利用するならば、
・2022年11月8日〜2023年12月31日までに工事請負契約を締結する
・事業者登録の後に工事を着工して、2023年12月31日までに工事が完了する
という2点を満たさなくてはいけません。
先進的窓リノベ事業の補助額はどのくらい?
「先進的窓リノベ事業」の補助額は、1戸あたり最低5万円からで上限が200万円になっています。
窓リフォームと言えば 「先進的窓リノベ事業」だけでなく、こどもエコすまい支援事業の「開口部断熱改修」も対象になる場合もあります。
例えば「先進的窓リノベ事業」の場合、内窓の設置でサイズによりますが30,000円~124,000円程度です。
一方「開口部断熱改修」の場合、内窓の設置でサイズによりますが15,000円~23,000円程度になっています。
交付額や補助範囲は金額的にも「先進的窓リノベ事業」の方がお得でしょう。
より性能の高い窓にリフォームしたり、施工箇所が多いと補助額は増えるので是非活用したいですね。
内窓など窓リフォームにはメリットがいっぱい!
内窓など窓リフォームにはメリットが多くあります。
断熱効果で快適な環境で過ごせる
内窓リフォームは断熱効果に優れているため夏の暑さや冬の寒さなどの外気温をシャットアウトする効果があります。
外気からの熱は外壁や屋根、床などから侵入しますがその多くが窓からの影響を受けています。
そこで窓リフォームをすれば、窓からの入る熱を防ぎさらに室内の空気を逃さずにキープします。
また冬場は窓から入る隙間風によって体が一気に冷えてしまうこともありますよね…。
こういった温度差によってヒートショックを起こしてしまう可能性もあります。
ヒートショックとは、急激な温度の変化によって血圧が上下に大きく変わってしまうことです。
この急激な温度差によって、血管が収縮してしまうと失神や心筋梗塞、脳卒中などといった病気に繋がる恐れもあります。
血圧が下がって立ちくらみやめまいが起こると、転倒して怪我をしてしまうこともありお風呂上がりやトイレなどでは気をつけなくてはいけません。
このヒートショックは、65歳以上の高齢者や動脈硬化、不整脈などの人が影響を受けやすく健康的な人でも日頃からリスクのある症状です。
しかし、内窓があれば断熱効果も抜群なのでヒートショックの対策にもなるでしょう。
結露を軽減させる
冬にエアコンをつけていると、外気温との温度差で窓に結露が発生することがたりますよね。
結露は外の冷気が窓に伝わって、窓まわりに漂う室内側の水蒸気が冷えて発生する仕組みです。
結露が発生してしまうと
・カーテンに結露がついて濡れてしまう
・窓やカーテンでカビが発生する
・結露が垂れてフローリングが傷む
・住宅の床に水分が入りシロアリが来る
など、窓だけでなく住宅に悪い影響があります。
結露は放置しているとカビが発生し、湿気を好むシロアリやダニが発生してしまい住んでいるだけで皮膚疾患などの健康被害に遭ってしまう可能性も。
住宅の結露は床下まで悪影響を及ぼすこともあるために、内窓を取り付けて結露を抑えるのが大切。
内窓があれば外からの断熱効果によって冷気も伝わりにくくなるので、結露に悩まされることは基本的にありません。
遮音効果で音を伝えにくい
日常生活では、音を気にしますよね。
例えば、
・テレビや音楽の音が外に漏れていないか心配
・ピアノなどの楽器の音が漏れていないか気になる
・子供の笑い声が騒ぎ声が迷惑になっていないか不安
・外の工事の音が気になる
・交通量の多い道路が目の前で音がする
・駐車場が目の前で車の音が気になる
など外の音が気になったり、反対に自分が外に迷惑を掛けていないか心配になってしまうこともあるでしょう。
気密性が高く隙間がないことや、内窓内にある空気の層によって音を伝えにくくする効果があるので内窓リフォームは、遮音性が高めるが特徴です。
外からの音も減らせる効果がありますので、静かな環境で心地よく暮らすことができるでしょう。
太陽の日差しのUVカットする
窓ってカーテンをしていても、日差しが眩しいですよね。
そんな日差しで気にしたいのが「紫外線」。
紫外線は、人には見えない光なのですが長い時間当たってしまうとシミやシワ、ソバカス、たるみなどの原因になってしまいます。
またそれだけでなく、皮膚の深くまで紫外線が届いてしまうと皮膚がんなどの原因にもなってしまうのです。
紫外線対策と言えば夏だけのイメージですが、年中問わず気をつけるべき。
また外では日焼け止めクリームや日傘などで対策していても、部屋の中だと紫外線対策は手薄になりがちですよね。
お部屋だと対策を忘れてしまいがちですが、窓から入る紫外線は大人だけでなく室内で過ごす肌の弱い小さな赤ちゃんや子供にも悪影響を及ぼします。
また人だけでなく、フローリングや家具の色褪せなど住居にも悪影響があることから内窓リフォームで対策をしておきましょう。
侵入抑止効果もあるので防犯対策になる
窃盗などの侵入者は多くの場合が、窓を利用して入ってきてしまいます。
窓は換気などで開けっ放しにしていたり、鍵を締めていなかったりなど侵入の手段として悪用されがちです。
また鍵を締めていたとしても、わずかな時間でガラスを割って入ってしまう…ということもあるのです。
そういったときに内窓を設置しておけば、二重サッシで防犯対策に効果があります。
こじ破りやうち破り対策にもなるでしょう。
経済性にも優れており電気代が節約できる
窓を通して冬には冷気、夏は暑い空気が入ってきてしまいまふよね。
そんなときに内窓を設置しておけば、光熱費の削減に繋がります。
断熱性能が高い内窓は、窓から外気温の影響を受けにくいために室内の環境を安定させる効果があります。
そうすると、エアコンを強くする必要もなくなるために我慢せずに電気代を節約できるのです。
こんな人は「先進的窓リノベ事業」で窓リフォームをしましょう
夏の暑い季節にクーラーが効かないお部屋や、冬の部屋の寒さになどの温冷感に頭を抱える人は窓リフォームをすることで解決できる可能性があります。
とは言っても窓は、住宅に1つしかないわけではないのでリフォームするとなればかなり高額な費用がかかってしまいます。
多額の費用がかかると諦めてしまいがちですが、2023年3月より「先進的窓リノベ事業」が始まりました。
これはここまでの記事で紹介した通り、窓の交換などの工事によって最大200万円の補助金を受け取ることができます。
もしも、外気温の影響を受けずに過ごしやすいお部屋を実現したいならばこの機会に検討してみてください。
なお、事業者登録をしていない業者と契約してしまうと補助金の受け取りができませんから、しっかりと補助を受けてリフォームしたいならば登録している事業者へ依頼しなくてはいけません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、
・先進的窓リノベ事業とは?
・先進的窓リノベ事業で対象になるもの
・窓リノベ事業の補助対象となる人について
・対象になる住宅
・窓リノベ事業の補助対象となるリフォーム工事は?
・こんな工事は「先進的窓リノベ事業」の対象にならないので注意!
・先進的窓リノベ事業で申請の対象となる期間
・先進的窓リノベ事業の補助額はどのくらい?
・内窓のリフォームにはメリットがいっぱい!
などについてご紹介させて頂きました。
内窓の設置やガラス交換などの住宅の開口部のリフォーム工事をするならば、「先進的窓リノベ事業」を知っておきましょう。
これは、地球環境保護のためよ省エネ性能だけでなく私たちの暮らしの向上を目的にしたリフォーム工事のための補助金制度です。
「先進的窓リノベ事業」を活用すれば最大200万円の補助が出るので、窓まわりのリフォームに悩んでいる方はこの機会に利用するのがおすすめ。
窓やガラスなど住宅の開口部のリフォームは、「先進的窓リノベ事業」がありますが、開口部リフォームなどの窓交換やガラス交換は「こどもエコ住まい支援事業」も補助の対象になります。
しかしこちらは、補助額が異なるため窓リフォームは「先進的窓リノベ事業」がお得です。
もちろん窓リフォーム以外の設備交換や導入リフォームについては「こどもエコすまい支援事業」を検討するのも良いでしょう。
2023年にはいくつかの補助金制度が始まりましたから、是非窓リフォームは「先進的窓リノベ事業」を検討してみてください。
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