内窓

2023.3.27

内窓リフォームは【先進的窓リノベ事業】で補助金申請がオススメ!


近頃、内窓をリフォームして快適な住まいづくりをする家庭が増えているのを知っていますか?

・夏場に部屋が涼しくならない

・冬場に部屋が暖かくならない

・結露で窓がカビたり、地面に水滴がつく

・部屋の中の生活音が漏れていないか心配

・車の音や外の音が気になる

などといった理由で内窓のリフォームをする方が増えているんです!

 

しかし内窓のリフォームは「やっぱり高いんでしょ…」と諦めていませんか。

そんな方へ向けて朗報です。

 

令和4年度補正予算によって始まった「先進的窓リノベ事業」。

この「先進的窓リノベ事業」を利用すれば窓リフォームで最大200万円の補助を受けることができます。

 

そこで今回は、

・先進的窓リノベ事業とは?

・先進的窓リノベ事業で対象になるもの

・窓リノベ事業の補助対象となる人について

・対象になる住宅

・窓リノベ事業の補助対象となるリフォーム工事は?

・こんな工事は「先進的窓リノベ事業」の対象にならないので注意!

・先進的窓リノベ事業で申請の対象となる期間

・先進的窓リノベ事業の補助額はどのくらい?

・内窓のリフォームにはメリットがいっぱい!

などについてご紹介させて頂きます。

 

この記事を読めば、「先進的窓リノベ事業」の最低限知っておきたい知識、期間や対象などの詳しい情報を知ることができますよ。

 

現在、「先進的窓リノベ事業」の補助金制度の流れや詳細、注意点を知りたい方は是非ご一読ください。

 

先進的窓リノベ事業とは?

「先進的窓リノベ事業」とは一体、何なのでしょうか。

結論から申しあげると、「先進的窓リノベ事業」は窓の断熱効果を高める窓リフォームで最大200万円の補助が受けられる制度です。

 

これは既存住宅の熱損失の大きな窓をリフォーム工事して断熱性能を高めることによって、燃料代や電気代などといったエネルギー価格高騰などを目的としています。

というのも窓からは外気温の影響を受けやすく、冷暖房費の負担が増えてしまうから。

もしも窓リフォームをすれば、断熱性能が高くなることから冷暖房費の負担が軽減されるだけでなく2030年度の家庭部門からのCO2排出量削減目標への貢献も促進させます。

 

このように、経済的負担やCO2排出量削減を目的に国がリフォーム向けに補助金制度を始めたのが「先進的窓リノベ事業」です。

具体的には、熱貫流率(Uw値)が1.9以下であるものなどの一定の基準を満たす窓やガラスが対象になり、既存住宅にある性能の低い窓をリフォームすることで補助金が出ます。

 

先進的窓リノベ事業で対象になるもの

「先進的窓リノベ事業」は、補助対象期間内に住宅の所有者が事前に登録された業者(窓リノベ事業者)と契約を行って断熱性能を高める工事を行う必要があります。

期間としては2023年12月31日までとなっていますが、予算上限に達すると早めに終了してしまう可能性もあるため、窓リフォームを考えている場合は早めに利用すべきです。

そこでここでは、窓リノベ事業の補助対象となる人や住宅、工事内容をお伝えしていきます。

 

窓リノベ事業の補助対象となる人について

窓リノベ事業を利用するには補助対象になる以下の条件を満たしている必要があります。

 

窓リフォーム工事をする住宅の所有者である

窓リフォームをする場合は、

・住宅を所有する所有者で、住んでいるまたはその家族であること

・住宅を所有しており、賃貸に供する法人や個人であること

・賃借人 ・集合住宅等の管理組合・管理組合法人であること

などの住宅の所有者などに当てはまるかどうかが重要です。

 

賃貸住宅に住んでいて、窓リフォームをする場合も対象にはなりますが賃貸物件のオーナーや大家、管理会社へ確認をしてから契約をしなくてはいけません。

 

窓リフォーム工事をする事業者が窓リノベ事業者であること

窓リフォームを検討している場合で補助金を利用するならば、窓リノベ事業者と工事の契約を締結する必要があります。

補助金の申請は補助対象者ではなく、窓リノベ事業者(登録している工務店やハウスメーカー)が交付申請手続きを行います。

また交付される補助金も窓リノベ事業者が補助対象者に還元する流れになります。

そのため、窓リフォーム工事をするならば登録している事業者に依頼して工事の契約をする必要があります。

登録事業者については、コチラから確認ができます。

 

「補助金は直接もらえるもの」と思ってしまう方も多いものですが、この「先進的窓リノベ事業」はリフォームをする業者が代理で申請して業者宛に振り込みが行われます。

住宅持ち主は値引きなどで間接的に補助が受けられることを覚えておきましょう。

 

対象になる住宅

「先進的窓リノベ事業」の対象になる住宅は既存住宅になります。

既存住宅の定義としてはリフォーム工事の工事請負契約日時点で、住宅を建築してから1年が経過している住宅または、過去に人が住んでいた住宅になります。

 

つまり建築して1年以上経過する住宅や中古住宅に住んでいれば「先進的窓リノベ事業」の対象にはなりますが、新築住宅を建築して1年経過していない場合には対象にならないので気をつけましょう。

 

窓リノベ事業の補助対象となるリフォーム工事は?

「先進的窓リノベ事業」の補助対象になるには、以下の3つの条件を満たさなくてはいけません。

 

申請する補助額が5万円以上であること

「先進的窓リノベ事業」を利用すれば窓リフォームで最大200万円の補助が受けられますが、補助額については工事の内容や対象製品の性能やサイズ、住宅の建て方などにより変動します。

また、申請する補助額が5万円以上であることが条件になります。

 

工事で対象製品を用いた場合

「先進的窓リノベ事業」の補助金を利用するならば、補助の対象製品を利用しなくてはいげせん。

これは、メーカーが事務局へ登録の申請をして、事務局が一定性能を満たすと確認ができた対象製品に限るものになります。

そのため「この製品でリフォーム工事をしよう」と思っていても、対象製品でないと補助の対象にならないので気をつけなくてはいけません。

 

具体的に対象製品を知りたい場合は、住宅省エネ2023キャンペーン特設サイトで調べられますがメーカーや型番に限られており詳しくは分からないために直接、依頼予定の業者に相談して決めてもらうのがおすすめです。

 

工事が対象内容である場合

「先進的窓リノベ事業」の対象となる工事は以下の通りです。

外気に接する住宅の開口部に設置する工事に限ります。

また、対象製品のメーカーが自社で施工する場合も対象になります。

 

・「ガラス交換」で、既存の窓のガラスのみを取り外して、既存サッシをそのまま使って、複層ガラス等に交換する工事。

・「内窓設置」で、既存の窓の内側に新しい窓を新設する場合または既存の内窓を取り除いて、新しい内窓に交換する工事。

・「外窓交換」で、既存の外窓を交換する際に古いサッシを枠ごと取り除いて、新しいサッシに交換する工事(はつり工法)。

・「外窓交換」で、既存の外窓を交換する際に古いサッシの中側に、少し小さな窓を取り付ける工事(カバー工法)。

 

ガラス交換の場合、窓枠はそのままでガラスのみを交換するタイプです。

一方で内窓設置交換は、現在ある窓の内側に新たに窓を設置するまたは交換する工事になります。

 

こんな工事は「先進的窓リノベ事業」の対象にならないので注意!

「先進的窓リノベ事業」では窓リフォーム全てが対象になるわけではありません。

例えば、

・対象製品であるが、中古品を用いた工事を行う場合

・対象製品のリース設備による設置工事を行う場合

・店舗併用住宅などの住宅以外の窓やガラスの工事を行う場合

・住宅の所有者が住宅設備を購入して、取付は住宅事業者に依頼する場合

・ドアの一部または欄間に取り付けられたガラスを交換する工事の場合

などは工事の対象にはなりません。

 

先進的窓リノベ事業で申請の対象となる期間

「先進的窓リノベ事業」の工期請負契約日は、2022年11月8日~2023年12月31日までです。

しかし、予算上限に達ふるなど国の予算が尽きた地点で早期の締め切りとなる可能性もあるために12月末まで実施しているとは限らないため窓リフォームを検討している場合は早めに行動しなくてはいけないでしょう。

 

また、補助対象になるためには工事請負契約を締結した施工業者が窓リノベ事業者に登録申請をおこなった後の着工であることが条件です。

そのため事業者登録情報は、契約前に確認しておかなくてはいけません。

 

「先進的窓リノベ事業」を利用するならば、

・2022年11月8日〜2023年12月31日までに工事請負契約を締結する

・事業者登録の後に工事を着工して、2023年12月31日までに工事が完了する

という2点を満たさなくてはいけません。

 

先進的窓リノベ事業の補助額はどのくらい?

「先進的窓リノベ事業」の補助額は、1戸あたり最低5万円からで上限が200万円になっています。

窓リフォームと言えば 「先進的窓リノベ事業」だけでなく、こどもエコすまい支援事業の「開口部断熱改修」も対象になる場合もあります。

例えば「先進的窓リノベ事業」の場合、内窓の設置でサイズによりますが30,000円~124,000円程度です。

一方「開口部断熱改修」の場合、内窓の設置でサイズによりますが15,000円~23,000円程度になっています。

交付額や補助範囲は金額的にも「先進的窓リノベ事業」の方がお得でしょう。

より性能の高い窓にリフォームしたり、施工箇所が多いと補助額は増えるので是非活用したいですね。

 

内窓など窓リフォームにはメリットがいっぱい!

内窓など窓リフォームにはメリットが多くあります。

 

断熱効果で快適な環境で過ごせる

内窓リフォームは断熱効果に優れているため夏の暑さや冬の寒さなどの外気温をシャットアウトする効果があります。

外気からの熱は外壁や屋根、床などから侵入しますがその多くが窓からの影響を受けています。

そこで窓リフォームをすれば、窓からの入る熱を防ぎさらに室内の空気を逃さずにキープします。

また冬場は窓から入る隙間風によって体が一気に冷えてしまうこともありますよね…。

こういった温度差によってヒートショックを起こしてしまう可能性もあります。

ヒートショックとは、急激な温度の変化によって血圧が上下に大きく変わってしまうことです。

この急激な温度差によって、血管が収縮してしまうと失神や心筋梗塞、脳卒中などといった病気に繋がる恐れもあります。

血圧が下がって立ちくらみやめまいが起こると、転倒して怪我をしてしまうこともありお風呂上がりやトイレなどでは気をつけなくてはいけません。

このヒートショックは、65歳以上の高齢者や動脈硬化、不整脈などの人が影響を受けやすく健康的な人でも日頃からリスクのある症状です。

しかし、内窓があれば断熱効果も抜群なのでヒートショックの対策にもなるでしょう。

 

結露を軽減させる

冬にエアコンをつけていると、外気温との温度差で窓に結露が発生することがたりますよね。

結露は外の冷気が窓に伝わって、窓まわりに漂う室内側の水蒸気が冷えて発生する仕組みです。

結露が発生してしまうと

・カーテンに結露がついて濡れてしまう

・窓やカーテンでカビが発生する

・結露が垂れてフローリングが傷む

・住宅の床に水分が入りシロアリが来る

など、窓だけでなく住宅に悪い影響があります。

結露は放置しているとカビが発生し、湿気を好むシロアリやダニが発生してしまい住んでいるだけで皮膚疾患などの健康被害に遭ってしまう可能性も。

住宅の結露は床下まで悪影響を及ぼすこともあるために、内窓を取り付けて結露を抑えるのが大切。

内窓があれば外からの断熱効果によって冷気も伝わりにくくなるので、結露に悩まされることは基本的にありません。

 

遮音効果で音を伝えにくい

日常生活では、音を気にしますよね。

例えば、

・テレビや音楽の音が外に漏れていないか心配

・ピアノなどの楽器の音が漏れていないか気になる

・子供の笑い声が騒ぎ声が迷惑になっていないか不安

・外の工事の音が気になる

・交通量の多い道路が目の前で音がする

・駐車場が目の前で車の音が気になる

など外の音が気になったり、反対に自分が外に迷惑を掛けていないか心配になってしまうこともあるでしょう。

気密性が高く隙間がないことや、内窓内にある空気の層によって音を伝えにくくする効果があるので内窓リフォームは、遮音性が高めるが特徴です。

外からの音も減らせる効果がありますので、静かな環境で心地よく暮らすことができるでしょう。

 

太陽の日差しのUVカットする

窓ってカーテンをしていても、日差しが眩しいですよね。

そんな日差しで気にしたいのが「紫外線」。

紫外線は、人には見えない光なのですが長い時間当たってしまうとシミやシワ、ソバカス、たるみなどの原因になってしまいます。

またそれだけでなく、皮膚の深くまで紫外線が届いてしまうと皮膚がんなどの原因にもなってしまうのです。

紫外線対策と言えば夏だけのイメージですが、年中問わず気をつけるべき。

また外では日焼け止めクリームや日傘などで対策していても、部屋の中だと紫外線対策は手薄になりがちですよね。

お部屋だと対策を忘れてしまいがちですが、窓から入る紫外線は大人だけでなく室内で過ごす肌の弱い小さな赤ちゃんや子供にも悪影響を及ぼします。

また人だけでなく、フローリングや家具の色褪せなど住居にも悪影響があることから内窓リフォームで対策をしておきましょう。

 

侵入抑止効果もあるので防犯対策になる

窃盗などの侵入者は多くの場合が、窓を利用して入ってきてしまいます。

窓は換気などで開けっ放しにしていたり、鍵を締めていなかったりなど侵入の手段として悪用されがちです。

また鍵を締めていたとしても、わずかな時間でガラスを割って入ってしまう…ということもあるのです。

そういったときに内窓を設置しておけば、二重サッシで防犯対策に効果があります。

こじ破りやうち破り対策にもなるでしょう。

 

経済性にも優れており電気代が節約できる

窓を通して冬には冷気、夏は暑い空気が入ってきてしまいまふよね。

そんなときに内窓を設置しておけば、光熱費の削減に繋がります。

断熱性能が高い内窓は、窓から外気温の影響を受けにくいために室内の環境を安定させる効果があります。

そうすると、エアコンを強くする必要もなくなるために我慢せずに電気代を節約できるのです。

 

こんな人は「先進的窓リノベ事業」で窓リフォームをしましょう

夏の暑い季節にクーラーが効かないお部屋や、冬の部屋の寒さになどの温冷感に頭を抱える人は窓リフォームをすることで解決できる可能性があります。

とは言っても窓は、住宅に1つしかないわけではないのでリフォームするとなればかなり高額な費用がかかってしまいます。

多額の費用がかかると諦めてしまいがちですが、2023年3月より「先進的窓リノベ事業」が始まりました。

これはここまでの記事で紹介した通り、窓の交換などの工事によって最大200万円の補助金を受け取ることができます。

もしも、外気温の影響を受けずに過ごしやすいお部屋を実現したいならばこの機会に検討してみてください。

 

なお、事業者登録をしていない業者と契約してしまうと補助金の受け取りができませんから、しっかりと補助を受けてリフォームしたいならば登録している事業者へ依頼しなくてはいけません。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、

・先進的窓リノベ事業とは?

・先進的窓リノベ事業で対象になるもの

・窓リノベ事業の補助対象となる人について

・対象になる住宅

・窓リノベ事業の補助対象となるリフォーム工事は?

・こんな工事は「先進的窓リノベ事業」の対象にならないので注意!

・先進的窓リノベ事業で申請の対象となる期間

・先進的窓リノベ事業の補助額はどのくらい?

・内窓のリフォームにはメリットがいっぱい!

などについてご紹介させて頂きました。

 

内窓の設置やガラス交換などの住宅の開口部のリフォーム工事をするならば、「先進的窓リノベ事業」を知っておきましょう。

これは、地球環境保護のためよ省エネ性能だけでなく私たちの暮らしの向上を目的にしたリフォーム工事のための補助金制度です。

「先進的窓リノベ事業」を活用すれば最大200万円の補助が出るので、窓まわりのリフォームに悩んでいる方はこの機会に利用するのがおすすめ。

 

窓やガラスなど住宅の開口部のリフォームは、「先進的窓リノベ事業」がありますが、開口部リフォームなどの窓交換やガラス交換は「こどもエコ住まい支援事業」も補助の対象になります。

しかしこちらは、補助額が異なるため窓リフォームは「先進的窓リノベ事業」がお得です。

 

もちろん窓リフォーム以外の設備交換や導入リフォームについては「こどもエコすまい支援事業」を検討するのも良いでしょう。

2023年にはいくつかの補助金制度が始まりましたから、是非窓リフォームは「先進的窓リノベ事業」を検討してみてください。

 

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ZEH

2023.3.15

「こどもエコすまい支援事業」のZEH(ゼッチ)について解説します


皆さんは、毎月の光熱費が抑えられて補助金制度も利用できるZEHを知っていますか?

近頃、過ごしやすい室内環境と住宅で使うエネルギー量が減少する「省エネ住宅」に注目が集まっています。

 

そんなときに知っておきたいのが「こどもエコすまい支援事業」について。

この「こどもエコすまい支援事業」とは国土交通省による補助金事業のことで、省エネ性能の優れたZEHなどを新築すれば補助金が交付されるというもの。

 

これは住宅の省エネ化を進めることを目的としており、ZEHなどの基準を満たしている新規住宅を購入したり新築すると一律で100万円、リフォーム工事は約30〜60万円程度の補助を受けることができるという魅力的な補助金制度です。

 

この制度は若者夫婦世帯または子育て世帯で、どちらかが39歳以下になることが対象になります。

 

しかし「ZEHに興味がある」「こどもエコすまい支援事業で補助金を利用したい!」と思っていても支援事業の対象や条件、具体的な申請方法などは難しそうでよく分からない方もいらっしゃるでしょう…。

 

そこで今回は、

・こどもエコすまい支援事業とは?

・こどもエコすまい支援事業の対象や条件について

・こどもエコすまい支援事業の住宅の種類って?

・こどもエコすまい支援事業の申請の方法は?

・こどもエコすまい支援事業を利用するときの注意点

・こどもエコすまい支援事業を利用してZEHを建てるメリット

などという情報についてご紹介させて頂きます。

 

この記事を読めば、こどもエコすまい支援事業を利用してZEHを建てるために最低限知っておきたい知識について知ることができますよ。

 

是非、こどもみらい住宅支援事業に間に合わなかった方やこどもエコすまい支援事業を利用してZEHを建てるのメリットを知りたい方はご一読ください。

 

こどもエコすまい支援事業とは?

そもそも、こどもエコすまい支援事業とは何なのでしょうか?

 

こどもエコすまい支援事業は、2050年カーボンニュートラルの実現へ向けて省エネ性能が高い住宅の新築などを支援する補助制度として創設された国土交通省による事業です。

 

国土交通省「こどもエコすまい支援事業」の公式ページを見てみると以下のように記載されています。

 

「エネルギー価格高騰の影響を受けやすい子育て世帯・若者夫婦世帯による高い省エネ性能(ZEHレベル)を有する新築住宅の取得や、住宅の省エネ改修等に対して支援することにより、子育て世帯・若者夫婦世帯等による省エネ投資の下支えを行い、2050年カーボンニュートラルの実現を図る」

 

このように高機能な省エネ性能を購入や新築する際に、こどもエコすまい支援事業の補助制度を利用すればお得に毎月の光熱費が抑えられる住宅を建てたり購入することができるようになるのです。

 

そもそもZEHとは?

ZEH(ゼッチ)とはネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略です。

創エネと省エネ、断熱によって、家のエネルギー収支をゼロ以下にする住まいのこと。

 

政府は「2020年までにZEHを標準的な新築住宅に」という目標を掲げており、これから多くの住宅がZEHになっていくと予想されます。

 

 

こどもエコすまい支援事業の対象や条件について

こどもエコすまい支援事業における新築住宅で一律100万円の補助金を受けるためにはいくつかの条件があります。

 

対象となる世帯

対象となる世帯は、若者夫婦世帯または子育て世帯が対象になります。

詳しく見てみましょう。

 

若者夫婦世帯については夫婦のどちらかが39歳以下であることが条件になります。

子育て世帯については申請時点で18歳未満の子供がいれば対象になります。

 

対象となる住宅

補助金の対象になる住宅は「ZEH(ゼッチ)」です。

ZEHは、

・ZEH-M

・ZEH Oriented

・ZEH-M Oriented

・ZEH Ready

・ZEH-M Ready

・Nearly ZEH

・Nearly ZEH-M

なども対象になり、太陽光発電設備を設置しない一部も補助金の対象になります。

また、延床面積が50平米以上の住宅で令和4年10月1日以降に認定申請をした認定長期優良住宅、認定低炭素住宅、性能向上計画認定住宅が対象になります。

また、土砂災害特別警戒区域での新築の場合は原則対象除外となりますので注意しましょう。

詳しくは、後述いたします。

 

期限について

補助金申請の期限については「2023年3月下旬〜予算上限に達するまで」とされています。

遅くても2023年の年末までには終了が予想されます。

契約日の期限については、2022年12月16日付です。

補助金が予算に達すると終了しますので、注意しましょう。

 

ちなみに2022年にあった「こどもみらい住宅支援事業」の補助制度については期限予定よりも4ヶ月以上早く終了しました。

そのため、今回のこどもエコすまい支援事業についても早めの終了も考えられます。

補助金の利用を考えている方は、できるだけ早めに建築プランを考えて工事に着手し、補助金の交付申請を行わなくてはいけません。

 

こどもエコすまい支援事業の住宅の種類って?

こどもエコすまい支援事業で補助金を利用する際、いくつかの住宅の種類が決まっています。

ここでは対象になる住宅を見てみましょう。

 

一定の技術基準をクリアしたZEH

エコすまい支援事業で補助金を利用できる対象の住宅は、主に「ZEH」です。

そもそもZEHとは、「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」のという言葉の略で省エネ性能や創エネ性能、断熱性に優れているのが魅力。

私たちの住宅ては多くのエネルギーを消費しています。

そのエネルギー省エネ設備によって減らして、太陽光発電設備などでエネルギーを作って消費量をプラスマイナス0にするというもの。

地球環境にも私たちの光熱費の節約にもなるのが特徴です。

 

太陽光発電のないNearly ZEHなども対象になる

ZEHは太陽光発電設備のない「ZEH Oriented」や「Nearly ZEH」も対象になります。

また、認定長期優良住宅などの中にもZEH基準を満たしている場合もありますから、工務店やハウスメーカーに相談するのがおすすめ。

 

その他の条件について

補助金を受けるためには以下のような条件もあります。

・投資目的などを除く、子育て世帯又は若者夫婦世帯らが自分たちで居住する場合のみ

・吹き抜け、バルコニー及びメーターボックスは除き、階段下のトイレ及び収納等の面積を含む延べ床面積50平米以上の場合

・土砂災害防止法で定められた土砂災害特別警戒区域の外にあること

・災害レッドゾーンである災害危険区域、地すべり防止区域、土砂災害特別警戒区域、急傾斜地崩壊危険区域、浸水被害防止区域などで建設された住宅は対象外

 

こどもエコすまい支援事業の申請の方法は?

こどもエコすまい支援事業の申請は、この事業に登録しており住宅を購入したり建ててもらう工務店やハウスメーカーなどの建設事業者が行います。

つまり、住宅を購入しようとしているオーナーが行うわけではありません。

 

流れとしては、

・建設事業者と工事請負の契約を締結

・建設事業者が事業者登録を行う

・条件を満たした工事の着工

・建設事業者がこどもエコすまい支援事業の申請を行う

・交付決定で補助金が交付

・建設事業者より補助金分が還元

・住宅の引き渡し

・建設事業者が完了報告

という順番になります。

このように、補助金は建設事業者に振り込まれてオーナーへ還元されるのが流れです。

 

 

この申請方法においても注意点がいくつかありますので、次の項目で確認しましょう。

 

こどもエコすまい支援事業を利用するときの注意点

こどもエコすまい支援事業を利用するときの注意点を、いくつかまとめます。

 

2023年12月31日よりも早く受付が締め切られる可能性がある

こどもエコすまい支援事業は、2023年3月下旬〜2023年12月31日までが予定されています。

しかし、予算の上限になり次第終了する可能性が高いです。

このためなるべく早めに決めることが大切になってきます。

 

全ての建設事業者が対応できるわけではない

こどもエコすまい支援事業を利用するとき、建設事業者はこの事業に事業者登録を行わなくてはいけません。

大手ハウスメーカーや有名な工務店であれば、事業に登録してくれると予想できますが親身になってくれないハウスメーカーだったりすると事業登録にサポートがない可能性もあります。

他にもZEH建築に対応していない工務店もあるため、注意が必要です。

このように、対象にならない建設事業者もいるため事業者登録の申請後に着工できる建設事業者を早めに見つけてから進めなくてはいけません。

 

補助金の併用ができない可能性もある

こどもエコすまい支援事業は、

・住宅ローン減税(最大5,000万円)

・贈与税の非課税枠(最大1,000万円)

・外構部の木質化対策支援事業

・住まいの復興給付金

などと併用することができます。

しかし地域型住宅グリーン化事業や、こどもみらい住宅支援事業、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)支援事業は併用ができませんので注意しましょう。

 

こどもエコすまい支援事業を利用してZEHを建てるメリット

ここでは、こどもエコすまい支援事業を利用してZEHを建てるメリットを見てみたいと思います。

 

光熱費が抑えられる

これから新築を建てられる方や世帯の条件を満たしている方は、補助金を利用するのがおすすめ。

ZEHを建てると、光熱費の削減に繋がるのが最大のメリットでしょう。

 

いざという非常時にも最低限の電力を確保できる

地震や台風などによって停電してしまうと、なかなか電力が戻らないので生活に支障がでますよね。

しかし、太陽光発電設備や蓄電池があれば自家発電が可能になります。

こういったシステムがあれば復旧までの生活に電力を確保することができます。

 

快適な室内空間を実現

ZEHを導入すれば設備のエネルギー消費量が少なくなるので、光熱費を抑えられます。

無理をした生活で節電するよりも、快適な室内空間で過ごしながら抑えられるのがメリットです。

 

こどもエコすまい支援事業を利用するための【おさらい】

最後にこどもエコすまい支援事業を利用するためのおさらいをまとめます。

 

こどもエコすまい支援事業とは

こどもエコすまい支援事業とはは、省エネ性能の高いZEGの新築住宅を購入するなどする場合における補助制度です。

2050年カーボンニュートラルの実現を図ることが目的になっています。

 

こどもエコすまい支援事業の対象

こどもエコすまい支援事業の対象は、

・若者夫婦世帯(夫婦のどちらかが39歳以下)

・子育て世帯(18歳未満の子を有する世帯)

 

補助金はいくら?

こどもエコすまい支援事業は、新規住宅の購入や建築で一律100万円になっています。

リフォーム工事の場合は、1戸あたり30〜60万円程度の補助が受けられます。

 

他の補助金と併用できるのか

こどもエコすまい支援事業は他の補助金と併用できないものもあります。

基本的に国の補助金制度とは併用できないので、確認しておきましょう。

 

太陽光発電設備がない場合どうなるのか

太陽光発電設備がない場合も、対象になるときがあります。

詳しくは依頼する建設事業者へ相談してみましょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、

・こどもエコすまい支援事業とは?

・こどもエコすまい支援事業の対象や条件について

・こどもエコすまい支援事業の住宅の種類って?

・こどもエコすまい支援事業の申請の方法は?

・こどもエコすまい支援事業を利用するときの注意点

・こどもエコすまい支援事業を利用してZEHを建てるメリット

などという情報についてご紹介させて頂きました。

 

ZEHで高機能な住宅を建てようと思うと、コストもかなりかかってしまいます。

そういったときには早めに「こどもエコすまい支援事業」の補助制度をしっかりと把握して利用するのがオススメです。

 

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ZEB

2023.3.15

電気代高騰への対策として【ZEH(ゼッチ)】と【ZEB(ゼブ)】を進めましょう!


日本では台風や地震などの自然災害が多く、世界的にも水害や地球温暖化などといったリスクが高まってきていますよね。

そういったことをきっかけにゼロエネルギーや脱酸素などの言葉を聞くようになり、ZEH(ゼッチ)とZEB(ゼブ)を知ったという方も多いのではないでしょうか。

 

ZEH(ゼッチ)とZEB(ゼブ)は、住宅やビルなどといった建物が省エネ性能の高い設計・構造をしており、エネルギー消費が年間実質ゼロに抑えることを目標にした建物を指します。

 

しかしZEH(ゼッチ)やZEB(ゼブ)の違いが分からなかったり、いざ検討したいときにメリットを知りたい人もいるでしょう。

 

そこで今回は、

・ZEH(ゼッチ)ってなに?

・ZEH(ゼッチ)の概要について

・ZEB(ゼブ)ってなに?

・ZEB(ゼブ)の概要について

・ZEH(ゼッチ)とZEB(ゼブ)の違いは?

・ZEH(ゼッチ)とZEB(ゼブ)のメリット

・ZEH(ゼッチ)とZEB(ゼブ)にデメリットはあるの?

・ZEH(ゼッチ)とZEB(ゼブ)を取り入れて地球環境に貢献し光熱費を削減させよう!

などという情報についてご紹介させて頂きます。

 

この記事を読めば、ZEH(ゼッチ)とZEB(ゼブ)の最低限知っておきたい知識やメリットについて知ることができますよ

 

是非、ZEH(ゼッチ)とZEB(ゼブ)を検討している方はご一読ください。

 

ZEH(ゼッチ)ってなに?

ZEH(ゼッチ)は、ネットゼロエネルギーハウス(net Zero Energy House)の略で「ゼロエネルギー住宅」などとも呼ばれます。

 

これは、使うエネルギー量と創るエネルギーの収支バランスがゼロ以下を目指した政策のことです。

つまり、住んでいる家で使うエネルギーと太陽光発電設備によって創るエネルギー量が1年間で実質ゼロ以下になる家のこと。

 

近頃、新築の一戸建てを建てるときにZEH住宅を耳にすることもあると思いますが、ZEH住宅にすると生活で消費するガスや電気などのエネルギーよりも、生み出す方が上回ることもできるため電気の自給自足ができるのです。

光熱費が抑えられるだけでなく、地球温暖化防止にも期待されるため場合によっては補助金制度を受けて費用を抑えて設置することも可能です。

 

また国も2030年頃までには集合住宅や建売などの新築住宅の平均値をZEH住宅にしようとしているため、今後はより増えてくると予想できます。

ZEH(ゼッチ)の概要について

ZEH(ゼッチ)は、前述の通り年間のエネルギー消費量ゼロを目指した住宅のことです。

この住宅は消費するエネルギーが減ることで、排出される二酸化炭素も減るので地球温暖化防止にも期待できます。

ZEH住宅は、エネルギーの消費量を減らすことと創ることを目指した構造や仕組みになっています。

その特徴を見てみましょう。

高気密と断熱効果がある

住宅の断絶性能や気密性を高めると、

・夏は外の暑さを遮断する

・冬は外の寒さを遮断する

など、外気温の影響を少なくしてくれます。

この外の影響を受けにくい建材や断熱材(硬質ウレタンやセルロースファイバーなど)を使えば、空調設備の消費電力を抑えて夏は涼しく、冬は暖かく過ごすことができます。

住宅の断熱性能は「外皮平均熱(UA値)」によって測ることができますが、ZEH(ゼッチ)は高い基準が設定されています。

 

省エネルギー性が高い

ZEH住宅では「HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)」を設置することで、住宅内で電気を使用している機器について、決まった期間の使用量や稼働状況を確認し、電力使用の収支を確認します。

省エネ性能を高めるために、

・照明はLED電灯にする

・省エネ性能の高いエアコンを使う

・給湯器などの住宅設備にエコキュートを導入する

などして大幅にエネルギーを減らしつつ、生活も快適にします。

 

創エネルギーを実現

ZEH住宅では建物の屋根や空き地、駐車場などを活用して太陽光発電設備を設置し、自力でエネルギーを創り出す再生可能エネルギーシステムの設置を行い、使用する電力をまかないます。

再生可能エネルギーで創った電力が消費電力よりも多ければ、自立したエネルギーで住宅の消費電力における自給自足を実現できるのです。

 

ZEB(ゼブ)ってなに?

ZEB(ゼブ)はネットゼロエネルギービルディング(Net Zero Energy Building)の略でZEH住宅と同じ内容です。

しかし一般的な住宅とは異なり、テナントなどが入るビルで年間のエネルギー消費ゼロを目指しています。

ZEBを実現するのは簡単ではなく、今後の普及に向けて以下のような4段階に分類しています。

・エネルギーの収支バランスが実質ゼロ以下である「ZEB(ゼブ)」

・エネルギーの収支バランスが実質25%以下である「Nearly ZEB(ニアリーゼブ)」

・省エネ設備を整えており50%以下に削減した「ZEB Ready(ゼブレディ)」

・ZEB Readyを見据えたビルで、外皮の高性能化及び高効率な省エネルギー設備と、今後の省エネルギーの実現に向けた措置を講じたビル「ZEB Oriented(ゼブオリエンテッド)」

 

ZEB(ゼブ)の概要について

テナントビルやマンション、工場、オフィスビルなど2階建て以上の建物はZEBに分類されることが多いのですが、このZEBは3つの仕組みになっています。

それぞれ見てみましょう。

 

パッシブ技術

パッシブ技術とは、高性能断熱材、高性能断熱、遮熱窓などの外皮断熱や日射遮蔽、自然採光などの建築的な技術のこと。

建物の環境や室内環境を活用して、エネルギーの消費を抑えます。

 

アクティブ技術

空調や給湯、照明などの設備を省エネ性能の高いものを導入して高効率空調、高効率照明を活用した技術です。

 

創エネ技術

屋上や空き地を活用して太陽光発電設備を設置し、再エネ電力の利用をした技術です。

光エネルギーの恩恵は、近頃普及が進んでいます。

 

ZEH(ゼッチ)とZEB(ゼブ)の違いは?

ZEH(ゼッチ)とZEB(ゼブ)の内容がほぼ変わらないのに、呼び方が異なるのはなぜなのでしょうかり

ZEH(ゼッチ)とZEB(ゼブ)の違いは、建物にあります。

ZEH(ゼッチ)の場合は一般住宅向けのエネルギー対策をしている建物で、エネルギー収支バランスをゼロ以下にし、省エネと創エネを目指しています。

 

一方でZEB(ゼブ)の場合、テナントビルやマンション、工場、学校、オフィスビルなど2階建て以上の建物が対象になっています。

 

ZEH(ゼッチ)のメリットとは?

では、一般住宅向けのZEH(ゼッチ)にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

これからZEH住宅を検討している方は、参考にしてみてください。

 

光熱費を大幅に削減できる

ZEH住宅にすれば、光熱費を大幅に削減できるのが一番のメリット。

光熱費の見直しをきっかけに、ZEH住宅を検討される方も多くなっています。

無駄な電力を使わない省エネ性能の高いシステムに、太陽光発電設備による自家発電によってエネルギーを創れば光熱費の削減が見込めます。

ZEH住宅は使うエネルギーと創るエネルギーとの収支バランスがゼロ以下になりますから、太陽光発電設備や蓄電池などを活用すれば電力会社からの買電量が減ります。

電気代が高騰している今、買電量が減れば光熱費を抑えられることができるのです。

 

地球環境の問題に貢献できる

地球温暖化が深刻化している現代で、脱炭素やゼロエネルギーという言葉をよく耳にするようになりました。

私たちのライフラインで必須である電気や水道、ガスなどは地球温暖化に悪影響を及ぼしてしまいます。

そんなときにZEH住宅にすれば、地球温暖化防止へ貢献できます。

 

資産価値が高くなる

ZEBもなのですが、ZEH住宅を導入すれば資産価値が高くなるが高くなると言われています。

日本ではBELS(住宅性能評価表示協会)という省エネ性能の評価する指標があります。

こちらで高評価が得られている住宅は、将来的に売却をするとなった際、資産価値が高く見積もられる傾向にあります。

もしも高くで売却できれば、より良い物件を見つけることもできますね。

 

万が一の災害時に非常電力になる

日本では台風や地震などの自然災害が多く、停電が起きてしまうこともありますよね。

もしも太陽光発電設備に蓄電池も導入して、創った電気を蓄えておけるようにしておけばいざというときの非常電力にもなります。

使う量にもよりますが、数日程度の照明くらいは確保できますので万が一に備えておきたい方はおすすめ。

 

ヒートショックの軽減になる

ヒートショックとは、急激な温度の変化によって血圧が上下に大きく変わってしまうことです。

この急激な温度差によって、血管が収縮してしまうと失神や心筋梗塞、脳卒中などといった病気に繋がる恐れもあります。

血圧が下がって立ちくらみやめまいが起こると、転倒して怪我をしてしまうこともありお風呂上がりやトイレなどでは気をつけなくてはいけません。

このヒートショックは、65歳以上の高齢者や動脈硬化、不整脈などの人が影響を受けやすく健康的な人でも日頃からリスクのある症状です。

もしも、ZEH住宅にしておけば夏は涼しく、冬は温かいという過ごしやすい環境にしてくれます。

断熱性の高い住宅は寒暖差を抑えてくれますから、温度差が生じにくくヒートショックを予防できるのがメリットです。

 

ZEH(ゼッチ)とZEB(ゼブ)にデメリットはあるの?

ZEH(ゼッチ)とZEB(ゼブ)を導入するデメリットとしては、初期費用がかかることです。

ZEH住宅を建築するには、太陽光発電設備などを整える必要がありますから創エネルギーを導入するためにも数百万円単位で費用が必要になります。

 

また断熱性の高い住宅となると、工賃が高くなるのも欠点。

しかし、導入してからのランニングコストはかなりメリットがありますから初期投資と思って導入する方が将来的にはお得になってきます。

 

月々の固定費を大幅に削減したい方は是非、検討してみてくださいね。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、

・ZEH(ゼッチ)ってなに?

・ZEH(ゼッチ)の概要について

・ZEB(ゼブ)ってなに?

・ZEB(ゼブ)の概要について

・ZEH(ゼッチ)とZEB(ゼブ)の違いは?

・ZEH(ゼッチ)とZEB(ゼブ)のメリット

・ZEH(ゼッチ)とZEB(ゼブ)にデメリットはあるの?

・ZEH(ゼッチ)とZEB(ゼブ)を取り入れて地球環境に貢献し光熱費を削減させよう!

などという情報についてご紹介させて頂きました。

ZEH(ゼッチ)とZEB(ゼブ)を取り入れて地球環境に貢献し、さらに光熱費の大幅な削減に期待ができます。

もしも現在、ZEH(ゼッチ)とZEB(ゼブ)を導入するか考えている方は、今回の記事を参考にしてみてください。

 

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エコキュート

2023.3.8

エコキュートにマイクロバブルを設置する費用とメリット


皆さんは細かな泡によって、お肌が潤うと言われる「マイクロバブル」をご存知でしょうか。

マイクロバブルは、気泡が直径で約10マイクロメートルから数十マイクロメートル以下の大変小さな気泡のこと。

この細かな泡があると肌の隙間や角質層に浸透することから、様々なメリットがあると言われています。

しかし、どのエコキュートの製品にもマイクロバブル機能があるわけではないのでしっかりと取り扱いメーカーごとに特徴を知って取り入れる必要があります。

 

そこで今回は、

・そもそもマイクロバブルってなに?

・マイクロバブルを設置するメリットは?

・エコキュートのマイクロバブルを取り扱うメーカーは?

・日立のマイクロバブル

・ダイキンのマイクロバブル

・三菱電機のマイクロバブル

・エコキュートにマイクロバブルを設置する費用はどのくらい?

・マイクロバブルがオススメな人とは?

などという情報についてご紹介させて頂きます。

 

この記事を読めば、マイクロバブルの最低限知っておきたい知識について知ることができますよ。

 

是非、マイクロバブルの概要や費用、メリットを知りたい方はご一読ください。

 

そもそもマイクロバブルってなに?

そもそもマイクロバブルって何なのでしょうか。

マイクロバブルとは、直径にして1〜100マイクロメートルの気泡のことです。

 

1マイクロメートルは1mmの1000分の1ですから、目には見えないくらい微細なものです。

この小さな気泡が毛穴に入って汚れを落とすなど、美肌などの様々なメリットがあります。

 

普段目にする気泡は「ミリバブル」という気泡で、水面に上昇して消滅してしまいます。

マイクロバブルは直径が約100μm以上というミリバブルよりも、より小さな気泡です。

マイクロバブルは以下の動画のように白濁しながら、雲のようにふわふわと広がっていきます。

このマイクロバブルは浮力が小さいため、水中では広がってゆっくりと上昇していくのが特徴。

 

通常の気泡よりも浮力が弱い分、長時間お湯や水に含まれていることから、お風呂に入れば超微細な泡が肌にぶつかって老廃物や毛穴のゴミを吸着してしっかりと取り除いてくれるのです。

 

マイクロバブルの凄いところ

気泡は直径により、ミリバブルとマイクロバブル、ウルトラファインバブルに分類されます。

 

【ミリバブル】

泡の大きさ(直径):100μm以上

目視:可能(髪の毛の直径と同等サイズ)

1m浮上にかかる時間:上昇速度が速い(直径1mmの気泡で約5~6m/分)

 

【マイクロバブル】

泡の大きさ(直径):1μm~100μm程度

目視:可能(白濁でスギ花粉や黄砂と同等サイズ)

1m浮上にかかる時間:非常にゆっくりと上昇(直径10μmの気泡で、約3mm/分)

 

【ウルトラファインバブル】

泡の大きさ(直径):10nm~1μm程度

目視:不可能(無色透明でウイルスや煙と同等サイズ)

1m浮上にかかる時間:微細運動をしながら、水中に長期残存(数週間から数ヶ月)

 

マイクロバブルを設置するメリットは?

マイクロバブルを使ったお風呂に入ると、一日のリフレッシュや体の修復など多くのメリットがあると言われています。

普段は忙しいとシャワーで済ませている方も、このメリットを見ればマイクロバブル機能を使って入浴する良さがご理解いただけるのではないでしょうか。

 

では、マイクロバブルを設置するメリットを見てみましょう。

 

リラックス効果

入浴はもともとリラックス効果があり、仕事や学業などのストレスから開放してくれる効果があります。

入浴は温浴効果で末梢神経が拡張して血行が良くなるので、お風呂に入るだけで疲れをとる効果が得られるのがメリット。

そしてマイクロバブルで入浴をするとさらにリラックス効果があり、くつろげるだけでなくそのあとの幸福度も高くなります。

マイクロバブルによって極上のお風呂に入ることができれば、ストレスの解消など体調をつかさどる副効果神経を整えてくれるでしょう。

 

洗浄効果

マイクロバブルは直径にして1〜100マイクロメートルの小さな気泡で、この気泡が皮膚に吸着して皮脂などの毛穴汚れや老廃物を除去してくれるという洗浄効果があります。

普通のお風呂よりも除去率も高くなっているので、清潔好きな方にも良さそうです。

 

温浴効果

マイクロバブル入浴は、細かなマイクロバブルが体を包み込むため体への熱の伝わりが緩やかになります。

これによりゆっくりと体が温まるので、入浴後の熱の放出もゆっくりに。

いつまでも芯からポカポカも体が維持し、温泉に入っていたかのように保温性も高いのがメリットです。

 

極上のお風呂でくつろげる

白濁の湯という見た目だけで、圧倒的なマイクロバブルの細やかな気泡が極上な入浴を演出してくれるので、まるで温泉に入っているようなリラクゼーションを味わうことができます。

マイクロバブルの白濁としたお風呂に入るという、ゴージャスな雰囲気で入浴時間が楽しくなるはず。

自宅でお風呂屋さんに行っているようなリラックス効果や最高級の入浴体験をしたい方にオススメです。

 

マッサージ効果

マイクロバブルは、浴槽内の水流によってマッサージ効果も期待できます。

専用ノズルのある機器だと肩こりや腰痛などもマッサージすることが可能です。

 

入眠環境をサポート

マイクロバブル入浴をすれば、時間や人間関係、社会的なストレスから開放され、緊張を解ける役割も果たしてくれます。

リラックス効果が大きいことから、入浴後は入眠環境を整えてくれるメリットがあります。

お風呂でリラックスすることができれば、睡眠の質も高くなるので次の日もスッキリと起きやすくなるのが嬉しいですね。

 

うるおい効果

マイクロバブル入浴をすると、保湿剤がなくても肌がしっとりしたりお肌の乾燥などのトラブルが減るという評判があります。

確かにマイクロバブル機能を使うと湯ざわりは柔らかく、入浴後30分経過すると、普通の入浴と比べて肌の角質水分量が増加することから肌がしっとりとするうるおい効果が期待できます。

 

湯冷め対策になる

お風呂上がりって、体が一気に冷えますよね…。

早く髪を乾かしたり、衣類を着なくては風邪を引いてしまうので湯冷めは避けたいですよね。

マイクロバブル入浴は、入浴後の体温低下が緩やかなのが特徴のため

・湯冷めしにくい

・肌の潤いが保たれる

・血行促進効果がある

などのメリットがあります。

 

保湿力がある

マイクロバブル入浴は、柔らかいお湯が特徴的。

このお湯が肌に潤いを与えてくれるので、

・スキンケアをしたい人

・乾燥肌などで保湿力に期待したい人

・美肌効果に期待したい人

にオススメです。

 

エコキュートのマイクロバブルを取り扱うメーカーは?

エコキュートを取り扱っているメーカーはパナソニック、コロナ、日立、ダイキン、三菱電機、東芝、デンソー、長府製作所などが挙げられます。

しかしマイクロバブル入浴が可能なのは、

・日立

・ダイキン

・三菱電機

の3社が挙げられます。

 

この3つのメーカーはマイクロバブル機能を搭載しているエコキュートを販売しておりメリットについては共通しています。

しかし、機種によっても異なりますのでそれぞれのコンセプトや特性を比較して選びましょう。

 

日立のマイクロバブル

日立のエコキュートにはマイクロバブル機能が搭載されており「シルキー快泡浴」という名称が付いています。

ここでは、日立のマイクロバブルの特徴を見ていこうと思います。

 

「シルキー快泡浴」の特徴

微細でなめらかな泡が肌をやさしく包み込むと言われる「シルキー快泡浴」。

新開発のシルキー快泡浴用ふろ循環アダプターから微細な泡(ファインバブル)が噴き出します。

マイクロバブル 約4,400個/mlとウルトラファインバブル 約380万個/mlが微細な泡となって、噴き出すお湯の流れを肌表面に送ることで効率的に温まりやすくなります。

微細な泡は浮上せず水中に長く留まるため、泡が肌をやさしく包み込み、心地よく入浴を楽しむことができます。

 

「シルキー快泡浴」の知っておきたいこと

「シルキー快泡浴」を使用する場合は、必ず「シルキー快泡浴用ふろ循環アダプター」(別売)が必要になることと、フルオートタイプのみが対応していることを把握しておきましょう。

具体的には、

BHP-FU46VD

BHP-FU37UD

BHP-F56UD

BHP-F46UD

BHP-F37UD

BHP-F46UDK

BHP-F37UDK

BHP-FW56UD

BHP-FW46UD

BHP-FW37UD

BHP-FW46UDK

BHP-FW37UDK

BHP-FR46UU

BHP-FR37UU

などの製品が対応しています。

 

ダイキンのマイクロバブル

ダイキンのエコキュートにはマイクロバブル機能が搭載されており「ウルトラファインバブル入浴」という名称が付いています。

ここでは、ダイキンのマイクロバブルの特徴を見ていこうと思います。

 

「ウルトラファインバブル入浴」の特徴

微細な泡に包まれて、ポカポカあったか。

さらに、うるおいもプラスして、極上のバスタイムを。吸気ユニットから取り入れた空気が、0.001ミリ未満の微細な泡となり浴そう内に噴き出します。

微細な泡は水中に長く留まり優れた温浴効果、美肌効果、洗浄効果をもたらします。

 

「ウルトラファインバブル入浴」の知っておきたいこと

「ウルトラファインバブル入浴」を使用する場合は、ダイキンエコキュート専用のお風呂アダプターが別売りで必要になります。

また、フルオートタイプのみに対応していることを把握しておきましょう。

具体的には、

EQX46WFV

EQX37WFV

EQ46WFV

EQ37WFV

EQN46WFV

EQN37WFV

EQX46WFTV

EQX37WFTV

EQ46WFTV

EQ37WFTV

EQ46WFHV

EQ37WFHV

などの製品が対応しています。

 

三菱電機のマイクロバブル

三菱電機のエコキュートにはマイクロバブル機能が搭載されており「ホットあわー」という名称が付いています。

ここでは、三菱電機のマイクロバブルの特徴を見ていこうと思います。

 

「ホットあわー」の特徴

三菱電機のホットあわーは、全身を細かい泡で包み、いっそう快適なひとときへ導いてくれます。

・マイクロバブルに包まれて、気持ちよくリラックスしたい

・ほんのりあたたかい温度をキープしたい

・あがってからも湯ざめしにくいようになりたい

・入るたびにお肌がみずみずしく、うるおいを続けたい

などといった悩みを、マイクロバブルの「ホットあわー」が解決してくれます。

「ホットあわー」ボタンを押すだけで約0.01ミリのごく微細な泡が発生し全身を心地よく包み込み、いっそう快適なひとときへ。

ホットあわー入浴は、通常入浴に比べ入浴後の皮膚表面温度が高く、湯冷めしにくく、通常入浴に比べ肌水分量比が多く、うるおいが続きやすくなっています。

 

「ホットあわー」の知っておきたいこと

「ホットあわー」に対応しているのは三菱電機のエコキュート、Pシリーズになっています。

また、別売りの部品が必要ですので把握しておきましょう。

そしてほか製品と比較して知っておきたいことが、入浴剤との併用が可能ということ。

例えば花王のバブなど入浴剤などに対応しており泡がはじけることで、入浴剤の香りが浴室いっぱいに広がります。

対応している入浴剤はコチラをご確認ください。

 

エコキュートにマイクロバブルを設置する費用はどのくらい?

現在、日立やダイキン、三菱電機がエコキュートにマイクロバブル機能を搭載していますがその費用はどのくらいなのでしょうか。

 

そもそもメーカーにもよりますが、フルオートタイプは機能が充実している給湯タイプ。

ハイクラスとなっているだけに利便性はありますが価格はオートタイプよりも高めの設定となっています。

おおよその相場としては「40〜50万円程度」。

近頃は半導体不足の影響もあって、価格が高騰しているのが現状です。

 

エコキュートの基礎工事などの設置費用の相場は「2~4万円程度」ですから、全体を含めて45〜55万円程度で設置が可能でしょう。

 

マイクロバブルがオススメな人とは?

では、マイクロバブルはどのような人にオススメなのでしょうか。

マイクロバブルは温浴効果や美肌効果が期待できます。

具体的にオススメな人を挙げてみましょう。

 

美肌効果を期待する人

乾燥肌などの肌トラブルに悩んでいる方は、マイクロバブル機能を使って入浴するのがオススメ。

小さな気泡が肌について老廃物を除去し、角質水分量の低下を抑えられることが期待できるので、乾燥肌の人にもオススメです。

保湿剤がなくても肌がしっとりしたりお肌の乾燥などのトラブルの減少に期待できます。

 

温浴効果を期待する人

マイクロバブルは、湯上り後も温浴効果や血流量が維持されるという特徴があります。

つまり、湯冷めしにくいため普段寝付きが悪い人にも良いでしょう。

 

ストレスから開放されたい人

マイクロバブルは、温泉に入っているような上質な入浴時間を過ごすことができます。

会社勤めでストレスを抱えている人や、学業で体をたくさん動かした疲れなどを癒やされるにはこのマイクロバブルがオススメです。

 

お風呂に新鮮さが欲しい人

毎日のお風呂はただ、サッと済ますというよりも「疲れを癒やす空間」として活用するべき。

そんなときには、マイクロバブルを使ってお風呂に入るのがオススメ。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、

・そもそもマイクロバブルってなに?

・マイクロバブルを設置するメリットは?

・エコキュートのマイクロバブルを取り扱うメーカーは?

・日立のマイクロバブル

・ダイキンのマイクロバブル

・三菱電機のマイクロバブル

・エコキュートにマイクロバブルを設置する費用はどのくらい?

・マイクロバブルがオススメな人とは?

などという情報についてご紹介させて頂きました。

エコキュートにマイクロバブル機能が搭載されているのは日立や三菱電機、ダイキンなどが挙げられます。

この機能があれば美肌効果や温浴効果など様々な効果が期待できますから、是非悩んでいる方は導入してみてはいかがでしょうか。

 

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エコキュート

2023.3.8

エコキュートから異音が出るようになった時の対処法


毎日使っている「エコキュート」。

ランニングコストが安くなることから、光熱費が抑えられると人気になっています。

そんなエコキュートは、お風呂や洗面台、キッチンなどで活用しているので、生活の必需品と言っても過言ではありませんよね。

 

しかしエコキュートは、使っているとトラブルに遭遇することもあるもの。

その中でも特に多いのが「異音」です。

エコキュートから聞いたことがないような音がなったり、大きな音が聞こえたりすると

・エコキュートのなんの不具合だろう

・エコキュートの異音の原因は?

・異音の対処法はあるの?

など、様々な不安が出てきますよね…。

 

そこで今回は、

・そもそもエコキュートの耐久年数って?

・エコキュートの異音がする原因

・エコキュートの異音でよく起こる状態

・エコキュートの異音の対処法

・エコキュートを修理または交換するときに確認しておくべきこと

などという情報についてご紹介させて頂きます。

 

この記事を読めば、エコキュートの異音による不具合の最低限知っておきたい知識と対処法などについて知ることができますよ。

 

是非、エコキュートの異音が気になっている方や、耐久年数を過ぎている方はご一読ください。

 

そもそもエコキュートの耐久年数って?

そもそもエコキュートの耐久年数は、どのくらいなのでしょうか。

エコキュートは、メンテナンスを定期的に行っていると「10〜15年程度」が寿命と言われています。

ヒートポンプユニットと貯湯タンクは10〜15年程度ですが、構造の細かなヒートポンプユニット内部は7年前後と言われており、途中で部品を修理する場合もあります。

 

2001年に販売されたエコキュートはまだ歴史が浅く、従来の電気温水器などの製品よりも交換サイクルは早くなっています。

 

エコキュートの耐久年数はメーカーごとであまり変わりませんが、10年以上経過しても使い続けていると部品の製造が終了しているときもあり故障をしたときに修理ができずに交換になることがあります。

 

エコキュートを使っている方は15年を経過しても、故障をしていないという声も多いですが

・メンテナンスを一切していない

・禁止されている入浴剤を使っている

・豪雪が多いのに寒冷地専用ではない製品を使っていて環境に合っていない

・井戸水なのに井戸水専用ではない製品を使っていて水質に合っていない

などといった使い方をしていると、10年未満でも故障をしてしまう可能性があります。

 

エコキュートの異音が気になる!

エコキュートを使っているとお湯を作るための光熱費が安くなることや、いざというときに非常用水として使えることは非常に嬉しいですよね。

しかし、エコキュートを使っていると「大きな音が出るようになった」などと不具合に頭を悩ます人もいるかもしれません…。

 

エコキュートの稼働は生活で欠かせませんから、自宅で異音がすると自分たちだけでなく近隣住民の方に迷惑をかけしまっていないか心配になりますよね。

エコキュートから異音がするときには、快適に使うためにも原因や対処法を知ることが大切です。

 

もともとエコキュートの稼働音は「40〜50db程度」と言われています。

これは、環境省の生活騒音パンフレットを見てみると

 

・美術館の館内

・昼間の霊園

・昼間の戸建住宅地

・夜間の高層住宅地域

・図書館の館内

・役所の窓口付近

・書店の店内

・昼間の高層住宅地域

程度の音で、想像してもお分かりになる通りさほど気になる音ではないのが分かります。

 

生活の音で挙げてみると

・洗濯機40db程度

・エアコン60db程度

・ドライヤー73db程度

・電動ミキサー75db程度

・掃除機73db程度

となっており、日常生活で60dbを超えてくると人は「騒音でうるさい」と認識する人が多くなります。

エコキュート本体は、それ以下ですから普段は決してうるさい音ではないのが分かります。

 

実際、メーカーごとのエコキュートの稼働音はどのくらいなの?

エコキュートの稼働音は、メーカーごとに若干違いがあります。

容量だけでなく、季節によっても異なりますがここでは大まかに稼働音の騒音レベルがどの程度なのかを見てみましょう。

 

パナソニック

370Lタイプの場合は、50〜55db程度になっています。

460Lタイプの場合は、54〜57db程度になっています。

 

三菱電機

370Lタイプの場合は、51〜55db程度になっています。

460Lタイプの場合は、55〜58db程度になっています。

500L以上のタイプの場合は、60db程度になっています。

 

日立

370Lタイプの場合は、51〜55db程度になっています。

460Lタイプの場合は、55〜58db程度になっています。

500L以上のタイプの場合は、60db程度になっています。

 

ダイキン

370Lタイプの場合は、51〜57db程度になっています。

460Lタイプの場合は、53〜58db程度になっています。

 

東芝

370Lタイプの場合は、51〜57db程度になっています。

460Lタイプの場合は、55〜59db程度になっています。

500L以上のタイプの場合は、75db程度になっています。

 

コロナ

370Lタイプの場合は、51〜56db程度になっています。

460Lタイプの場合は、55〜59db程度になっています。

 

こういった異音は問題ない場合も…

エコキュートの異音ですが、以下のような場合は故障ではないかもしれません。

 

共振の場合

エコキュートはときに、共振を起こします。

そもそも共振とは、固有振動数と同じ周波数で振動を与えたときに加えた振動の大きさよりもさらき大きい振動が発生する現象のことを言います。

エコキュートは使っているときにファンが回転するので、微弱ではありますが振動があります。

エコキュートを使っているときに近くに物があったりすると「ゴーッ」「ガタガタ」という音が出ます。

なので異音がするときには、故障の場合もありますがただ周辺環境のものと共振しているだけの場合もあります。

しかし共振は接しているものとの摩擦によって部品や本体の故障にも繋がりますので、周りに置くものには注意をするようにしなくてはいけません。

 

低周波音の場合

エコキュートは「ブーン」「ウーン」という低周波音を出します。

これは故障ではなく、エコキュートの運転音です。

冷蔵庫もよく聞いたことがあると思いますが、普段は聞こえなくても深夜の時間帯や静かな住宅街に住んでいるとどうしてもエコキュートの低周波音が気になるようになってしまうのです。

稼働音が気になっても、正常な運転音はあまり大きな音ではありませんので気にする必要はなさそうです。

しかし、稀ではありますがこの低周波音が体に合わず体調が悪くなってしまう人もいます。

もしも、

・吐き気

・頭痛や肩こり

・耳鳴り

・腰痛

・動悸や息切れ

・倦怠感

・ふらつき、めまい

などという症状を引き起こした方がいる場合は、低周波音が原因かもしれません。

 

周囲が静かで自分が騒音に聞こえているだけ

エコキュートは稼働音が全くないわけではありません。

例えば、交通量が多い道路や電車が通るような場所だと稼働音は全く気になることはありません。

しかし、商業施設などもなく閑静な住宅街に住んでいるとどうしても稼働音が気になってしまうのです。

これは異音ではなく、問題のない稼働音である場合がほとんどです。

また周囲が静かな深夜の時間帯や、寝ている場所がエコキュートの設置場所に近いと音が大きく聞こえやすいことから異音だと勘違いしてしまうケースもあります。

このような場合は、エコキュートを導入する地点でテレビのあるリビングなどの近くに設置するようにすると気になる音は改善されます。

 

気にし過ぎなだけ

「エコキュートから異音がするかも…。」と悩む人の多くは、騒音によって近隣住民へ迷惑を掛けてしまわないか心配している方です。

エコキュートの通常の稼働音はあまり大きくないため、近隣住民の迷惑になる可能性は低いです。

しかし、近隣住民の住宅の壁に近かったりすると「運転音がうるさいのでは…」「異音が出ている気がする」などと心配になってしまうことも。

このように心配しすぎてしまうことが、返って稼働音を気にしてしまう理由になっているときもあります。

そういった心配性の方は、あらかじめ隣の家の壁に近いところには設置しないようにするなどと考えてから取り付けなくてはいけません。

 

室内に音が入りやすい環境にあるため

こちらも通常の稼働音なのに、住宅の換気口や窓などの近くにエコキュートを設置していると「大きな音に聞こえる」場合があります。

運転音はどうしても窓などなどの隙間から入って来ますから、換気扇を回していたり換気をしているといつもより気になってしまうことも…。

しかし、通常の稼働音の場合は故障とは考えにくいので心配しなくても大丈夫でしょう。

 

エコキュートの稼働音は「40〜50db程度」で故障ではない可能性もある

エコキュートの稼働は、もともと音が全くしないわけではありません。

そのため、導入してすぐに音が気になる場合は案外通常の稼働音ということも考えられます。

騒音に感じるのは、静かな住宅街だったり設置場所、夜間に周囲が静かなので稼働音が原因で気になってしまうということも考えられます。

 

気になる貯水ユニットの動作音ですが、三菱電機の公式ホームページにエコキュートの正常な動作音の一例や騒音レベルが記載されています。

 

給湯中に発生する音

給湯中は「ウィーン、ウィーン」という音が発生します。

こちらは給湯や湯張りを始めたときに混合弁の動作音である可能性が高いです。

また、給湯中や湯張りをしているときにも動作音が発生するときがあります。

 

通常の湯張りをしているとき(ふろ自動運転)に発生する音

通常の湯張りをしているときは「ジー」「ブー」という音が発生します。

こちらは浴槽に湯水がないときや追い焚き、保温の風呂循環ポンプの動作音と考えられます。

また沸きあげが終わったときの冷媒バスの流動音がするのですが、これは「シャー」という音がします。

 

風呂配管自動洗浄(バブルおそうじ)をしているときの音

風呂配管自動洗浄(バブルおそうじ)をしているときの音は「カチッカチッ」という音が発生します。

こちらはバブル注水洗浄をしているときの空気用電磁弁の開閉音と考えられます。

 

上記のような音は異音ではなく正常の動作音ということが分かりますね。

 

しかし、エコキュートに何らかの不具合があると

・いつもと違う音がする

・明らかに異音がする

・稼働時などにそれ以上に音を発してしまう

などという場合も…。

では正常な音ではない場合、どうして異音がするのでしょうか?

 

エコキュートの異音でよく起こる状態と原因

エコキュートは、給湯中や湯張り、洗浄などで様々な稼働音を発生させます。

ブーンやウーン、カラカラ、カタカタなど低い音やモーターの動く音が響いたりしますが、騒音レベルの大きな音ではありません。

 

しかし明らかに故障が原因によって大きな音や異音が起きているならば、ガタンガタン、ピーピー、キィキィなどと摩擦で大きな音や高い音が出ることも多いようです。

いつもと違う音がするならば、故障を疑って見る必要があります。

 

異音がするときには、

・どんなときに

・エコキュートのどこで

・どんな音がするか

ということをチェックしてみることが大切。

 

ここでは、エコキュートの異音が起こる状態や原因の一例を挙げてみます。

現在気になる音がする場合は、参考にしてみてください。

 

ファンモーターが故障している可能性のある場合

もしもエコキュートのファンモーターが故障している可能性があるときは、給湯するときに異音がします。

「ブーン」「バタバタ」「ブォーン」「ゴーッ」などと給湯するときに異音がすると、ファンモーター部分に何らかの不具合が起きていると考えられます。

ファンモーターはプロペラのように回転する構造になっており、空気を排出するときに稼働します。

この際にうなるような低い異音がするときには、部品の劣化や故障などが考えられますので早めの修理が必要です。

 

不完全燃焼が原因になっている場合

もしもエコキュートで不完全燃焼が起こっている可能性があるときには、エコキュートの運転を開始したときに異音がします。

「ボン」「ボッボッ」などと小さな爆発を起こしているような異音がすると、不完全燃焼によって何らかの不具合が起きていると考えられます。

不完全燃焼は一酸化炭素中毒を引き起こす可能性もあるため、異音やガスっぽい臭いがするときにはすぐに使用を中止し修理業者へ依頼するようにしましょう。

 

加圧ポンプが故障している可能性のある場合

もしもエコキュートの加圧ポンプが故障している可能性があるときは、お湯はりをしているときに異音がします。

「キュキュ」「キュルキュル」などとお湯はりをしているときに異音がすると、加圧ポンプ部分に何らかの不具合が起きていると考えられます。

加圧ポンプは浴槽などにお湯を供給するためのもので、エコキュートとは関係がありません。

お湯はり中に異音が発生するときにはエコキュート本体ではなく、30cmほどのサイズになる加圧ポンプの可能性もありますので、参考にしてみてください。

またこの場合はエコキュートの業者や水道業者がポンプの修理をすることで、改善されます。

 

その他の異音がする場合

今までエコキュートを使っていたけど、これまでには聞いたことがないような異音がするときには何らかの不具合が考えられます。

しかし上記のような不具合に当てはまらないときには、エコキュート全体が劣化してどこかの部品が故障している可能性があります。

特にエコキュートのヒートポンプユニット内の部品は消耗部品ですから、耐久年数を経過する前に異音がしだしたときには修理業者へ依頼をするようにしましょう。

異音は放置すると故障が悪化してしまったり、事故に繋がる可能性もありますから早めに対処するのが重要です。

 

エコキュートを修理または交換するときに確認しておくべきこと

エコキュートの異音によって不具合がある場合、修理または交換するとき事前に確認しておくべきことがいくつかあります。

専門業者に修理依頼する前に確認してみてくださいね。

 

エコキュートのメーカーやモデルを確認する

まずは、いま使っているエコキュートのメーカーやモデルを確認しましょう。

確認方法としては、エコキュートの本体を見るとメーカーや製品名が記載されています。

もしも分からないときには、取扱説明書を見ると表紙に記載されている場合が多いのでチェックしてみてください。

 

エコキュートの使用年数を確認する

エコキュートの耐久年数は10〜15年程度です。

異音の不具合はもしかすると寿命を迎えたサインである場合もありますが、消耗部品の交換のタイミングである可能性もあります。

まずは、修理依頼をして異音の原因を探してもらう必要が大切です。

 

異音のタイミングや場所、どんな音か確認する

エコキュートの異音は起きている場所によって、故障の部位が異なります。

そのため異音のタイミングや場所、どんな音なのかということを確認しておくようにしましょう。

 

エラーコードの有無を確認する

エコキュートから異音がするとき、エラーコードが出る場合があります。

エラーコードは取扱説明書を確認することで、原因が確認できますが自分では対処ができないこともあります。

その際には使用をやめて、修理依頼することが大切。

 

エコキュートから異音がするときの対処法は?

エコキュートから異音がすると、どうすべきか悩んでしまいますよね。

そういったときには、前述のように

・エコキュートのメーカーやモデルを確認する

・エコキュートの使用年数を確認する

・異音のタイミングや場所、どんな音か確認する

・エラーコードの有無を確認する

などして、修理依頼するのが一番です。

エコキュートの異音は、放置したまま使うと故障が酷くなり、修理ができず買い替えになる可能性もあるので注意しましょう。

 

エコキュートの故障の悪化を防ぐためには、早い段階で早めに修理依頼することがポイントです。

もしも現在異音がしていない場合でも、常にメンテナンスは行っておき日頃から故障を防ぐように点検するようにしましょう。

 

エコキュートの音が気になる!事前にできる対策は?

エコキュートは、設置してから正常な運転音が気になってしまっても移動することは容易ではありません。

そのため、エコキュートを設置するときにはしっかりと設置場所を考えて自分や近隣住民の方へ騒音トラブルが発生してしまわないように対策することが大切です。

 

とは言っても、エコキュートの稼働音は40〜50db程度ですから閑静な住宅街でない限りはあまり気になることはありません。

しかし、もし稼働音を解決したいのであれば

・隣の家の壁を避ける

・自分の自宅の寝室や窓などを避ける

・道路、駐車場付近に設置する

など、交換や導入前にしっかりと検討しなくてはいけません。

 

またメーカーによっても稼働音が静かなタイプもありますので、一度騒音レベルを調べてから決めるのも1つの手段でしょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、

・そもそもエコキュートの耐久年数って?

・エコキュートの異音がする原因

・エコキュートの異音でよく起こる状態

・エコキュートの異音の対処法

・エコキュートを修理または交換するときに確認しておくべきこと

などという情報についてご紹介させて頂きました。

エコキュートから異音がするときには早い段階で早めに修理依頼することが大切です。

もしも原因が分からなかったとしても、専門業者は修理をしてくれますから悪化を防ぐ前に点検してもらうことが大切。

もしもエコキュートを耐久年数以上使っている場合には、これを機会に修理ではなく交換を検討するのも1つの手段。

いずれにせよ、エコキュートは定期的なメンテナンスをして故障を未然に防げるようにしてみてくださいね。

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ガスコンロ

2023.3.8

ガスコンロの天板が割れてしまった場合は修理で対応できる?


ガスコンロと言えば、ガラストップが主流ですよね。

可愛らしいカラーでデザイン性も優れており、さらに強化ガラスのために耐久性があるので長く続けられることがメリットです。

 

また汚れや傷も基本的にはつきにくいために、焦げや汚れがついてしまってもメラミンスポンジでサッと拭き取るだけでキレイになるのでお手入れもしやすいのが嬉しいですよね。

 

しかし、フライパンを重ねて置いてしまったときや不意なことで想定以上に力がかかってしまいガスコンロの天板にヒビが入ってしまったり、割れてしまうこともあります。

また、ガラストップ以外の素材でも天板が割れてしまったという方もいらっしゃるかもしれません…。

 

では、ガスコンロの天板が割れてしまったときどのように対応すれば良いのでしょうか。

 

そこで今回は、

・そもそもガスコンロの天板って?

・ガスコンロの天板の種類は?

・ガスコンロの天板ごとのメリットやデメリット

・ガスコンロの天板はなぜ割れるのか

・ガスコンロの天板が割れる原因

・ガスコンロの天板はヒビや割れたまま使っていい?

・ガスコンロの天板が割れたときにどう対処すれば良い?

などの情報についてご紹介させて頂きます。

 

この記事を読めば、ガスコンロの天板が割れてしまったときに最低限知っておきたい知識や対処法について知ることができますよ。

 

是非、ガスコンロの天板が割れる原因や対処法を知りたい方はご一読ください。

 

そもそもガスコンロの天板って?

そもそもガスコンロの天板とは、どの部分のことなのでしょうか?

ガスコンロの天板は、火が出るコンロの下の平らなところを指します。

 

ここは様々な素材のトッププレート(天板)があり、種類や素材によって見た目や耐久性、お手入れのしやすさが変わってきます。

 

では、ガスコンロの天板にはどのような種類があるのでしょうか。

詳しく見てみましょう。

 

ガスコンロの天板の種類は?

ガスコンロの天板は、

・アルミ素材

・ステンレス素材

・ホーロー素材

・フッ素コート素材

・ガラスコート

・ガラストップ

の6つの種類があります。

種類が多く感じられるかもしれませんが、それぞれに特徴がありメリットも異なります。

それぞれの特徴を見ていきましょう。

 

アルミ素材

ガスコンロの天板のアルミ素材はまだあまり普及していないため、デザイン性にこだわりたい方に人気になっています。

アルミ削り出しタイプの天板は、板が分厚いことからバーナーの周りの温度は上がりにくく、熱伝導が高くて熱の分散が早くなっています。

それにより、

・こげや汚れが付着しにくい

・強い衝撃にも強く、割れにくい

という特徴で、価格はやや高めになっています。

メタリックな質感でクールなデザインなのが美しいですね。

サッとひと拭きでお掃除を済ませたい方にはオススメでしょう。

 

ステンレス素材

ガスコンロの天板がステンレス素材のタイプは、もともとは業務用のものが多く普及していましたが、近年は家庭用モデルも増えてきています。

ステンレスなので、丈夫でサビに強いのが特徴です。

そのため、キッチンという水回りでも気にせずに使えるのがメリットでしょう。

重厚感あるデザインが多く、長く使っていると熱による変色は多少出てきますが大きな鍋やフライパンを使った調理にもオススメです。

頑丈素材でお手入れがしやすいので、長期間使い続けることができますよ。

しかし需要がまだ少なく、種類も限られているのでお値段は高めになっています。

購入を検討している場合は、他の素材と比較してから、決めましょう。

 

ホーロー素材

ガスコンロの天板がホーロー素材の場合、黒や白色が王道のタイプになります。

シックなデザインでキッチンにも馴染みやすいのが特徴。

またホーロ製のお鍋と同じで、鋼板にガラス質のコーティングがされているのでツルッとした質感の天板です。

丈夫で衝撃に強く、割れにくいのがメリットで汚れにも気にせずお手入れができます。

耐久性はあまりないので、使っているうちに割れてしまったり塗装が剥がれてきてくる可能性も。

ですが他の素材と比べても価格は安いですから、気兼ねなく買い替えができるでしょう。

 

フッ素コート素材

ガスコンロの天板がフッ素コート素材のタイプは、ホーロー素材の普及により近頃は種類が少し減ってきているのが見受けられます。

フッ素コートの場合、鉄板にフッ素のコーティングが施されており油を弾くので揚げ物などを多くする人には強い味方になってくれます。

油ハネやベタベタの汚れもさっと拭き取るだけで済むのが、一番の特徴です。

しかし、耐久性は他の素材よりも劣ることから長期間使っているとサビが目立つようになってきてしまいます。

またクレンザーなどを使ってしまうとフッ素コートが剥がれてしまうので要注意。

耐久性は劣りますが、買い替えやすい価格になっています。

 

ガラスコート

ガスコンロの天板がガラスコートのタイプは、ホーロー素材よりもさらきガラス質のコーティングがされたもので強化ホーローとも呼ばれます。

ガラストップよりも透明感はないですが、光沢感がありオシャレ。

デザイン性やカラーバリエーションも豊富でフラットタイプなのが特徴なので、お手入れも水拭きなどラクラクです。

価格はガラストップとあまり変わらず、リーズナブルのものも最近は増えています。

欠点としては、傷が付きやすいためにそれをきっかけにコーティングが剥がれてサビが発生することがあります。

見た目やお手入れのしやすさにこだわりたい方は、ガラスコートがオススメ。

 

ガラストップ

ガスコンロの天板がガラストップのタイプは、いま一番人気になっています。

硬質ホーローに強化ガラスがコーティングされており、フラットなガラスは光沢と透明感があって見た目が美しく高級感ある雰囲気です。

また見た目だけでなく、強化ガラスによって耐熱性や耐久性にも優れているので油ハネやこげにも強くお手入れは簡単。

欠点としては1箇所に強い衝撃がかかるとひび割れを起こす可能性があるということ。

重い鍋を落としてしまったときなどは割れてしまう場合もありますので、気をつけましょう。

価格はやや高めですが、見た目も機能面も重視したい方はガラストップがオススメです。

 

ガスコンロの天板ごとのメリットやデメリット

ガスコンロの天板ごとのメリットやデメリットを見てみましょう。

 

アルミ素材

【特徴】

・最近で出したシリーズ

・アルミ削り出しタイプ

 

【メリット】

・メタリックでクールなデザイン

・熱伝導がよく汚れがつきにくい

・お手入れがしやすい

 

【デメリット】

・種類が少ない

 

【注意点】

・金属で柔らかいため強くこすると傷つきやすい

 

ステンレス素材

【特徴】

・業務用のものが主流であまり販売されていない

 

【メリット】

・シンプルなデザイン

・頑丈

 

【デメリット】

・種類が少ない

・価格が高い

・熱で変色する

・傷が付きやすい

 

【注意点】

・赤茶色に小傷がつきやすい

 

ホーロー素材

【特徴】

・鋼板にガラス質のコーティングを施した素材

 

【メリット】

・耐久性に優れる

 

【デメリット】

・シンプルなデザイン

 

【注意点】

・汚れを放置すると取れにくくなる

 

フッ素コート素材

【特徴】

・鋼板にフッ素をコーティングした素材

 

【メリット】

・油を弾くのでお手入れがしやすい

 

【デメリット】

・熱に弱い

 

【注意点】

・硬いものでこふるとフッ素が剥がれる

 

ガラスコート

【特徴】

・硬質ホーローにコーティングを施した素材

 

【メリット】

・光沢感がある

・割れにくい

・カラーバリエーションが豊富

・ガラストップよりも安い

 

【デメリット】

・重い

 

ガラストップ

【特徴】

・耐熱強化ガラス

 

【メリット】

・鏡のような透明感

・耐熱性に優れる

・耐久性に優れる

・お手入れがしやすい

 

【デメリット】

・重いものを落とすと割れる可能性がある

 

ガスコンロの天板はなぜ割れるのか

ガスコンロの天板は、滅多に割れることはありません。

一例で挙げてみるとすれば、ノーリツのガラストップの場合

・40cmから1.8kgのおもりを落とす

・試料を800℃まで熱したのち水に投げ込む

ということをしても割れない強度で作られています。

 

しかしガスコンロの天板は、使っていると割れてしまったりお掃除中に割れてしまった…なんてこともありますよね。

ガスコンロは素材によっては見た目がよく傷つきにくいものもありますがその分、1点にかかる圧力に弱いこともあります。

特にガラストップの場合は、1箇所に強い衝撃がかかるとひび割れを起こす可能性が高いです。

 

例えば、

・中の入った重い鍋を落としてしまった

・掃除のときに体重をかけてしまった

・フライパンをぶつけてしまった

などということをきっかけに、バリッと割れてしまうことがあるのです。

 

ガスコンロは天板を含めた全体の寿命が10年程度とされています。

しかし、毎日使うものであるために製造から天板やその他の部品がどんどん劣化してしまいます。

もしも10年以上使っている場合は天板が割れるだけでなく、いつコンロ自体が故障するかも分かりません。

もしも同じガスコンロを10年以上使っているという方は、安全のためにも早めの交換をしてくださいね。

 

ガスコンロの天板が割れる原因まとめ

ガスコンロの天板は、様々なことをきっかけに割れてしまいます。

使っているときの不注意や、寿命、熱膨張などが挙げられます。

そんな中でもガラストップはお手入れがしやすく汚れもつきにくいので多くのガスコンロで使われている人気の素材ですが、割れるリスクが唯一の欠点ですよね。

ここでは、ガスコンロの天板が割れる原因をまとめます。

 

重たいものを落としてしまったとき

ガスコンロの天板が割れる原因として特に多いのが、重たいものを落としてしまったときです。

ガスコンロの天板は、ガラストップなどの素材は特に1箇所にかかる衝撃や圧力に弱いのが欠点です。

そのため、1箇所に強い力がかかってしまうと割れてしまうことがあります。

例えば

・手を滑らせてフライパンを落としてしまった

・レンジフードに吊り下げていた調理器具が落ちてしまった

・鍋においていた蓋が落ちてしまった

などという理由によって、ガスコンロの天板が割れてしまいます。

キッチンなので、どうしても調理器具を立てかけたり吊り下げたりしてしまいがちですが落下してしまったら衝撃で割れてしまうことも多いので高いところに重たいものを吊るすのはオススメできません。

 

体重を一点にかけてしまったとき

ガスコンロの天板は一点の圧力に弱いです。

もしも強い圧をかけてしまうとバキッと割れてしまうこともあります。

例えば、

・換気扇の掃除をしようとコンロに乗ってしまった

・上の棚で探しものをするのに体重をかけてしまった

などという理由によってガスコンロの天板が割れてしまいます。

ガスコンロの天板は人が乗っただけでも割れてしまいますから、高いところのものを取りたいときや掃除するときには脚立や椅子を使用してください。

 

小さなヒビが熱膨張したとき

天板に物を落としたり、力を加えたりしていないにも関わらずガスコンロの天板が割れてしまうこともあります。

この場合は、熱膨張が原因だと考えられます。

もともとガラストップの天板は、耐熱性があり高温になっても熱膨張はほとんどしません。

しかし耐久年数を過ぎて気づかないような細かなヒビが入ってしまっていると、膨張と収縮を繰り返すことで大きなひび割れに繋がる可能性もあります。

ガスコンロの天板を扱うときにはひび割れを起こさないように、フライパンを置くときや鍋を引きずらないなど大切に使うようにしましょう。

 

天板のたわみで隙間ができたとき

ガスコンロは、長く使っていると耐久性が落ちてきてしまいます。

するとその重みでコンロ天板とキッチン天板の間にたわみができてしまうのです。

たわんだ天板に隙間があるとガラストップが均一に圧力を分散することができなくなって、真ん中あたりから突然割れてしまうのです。

 

ガスコンロの天板は割れたまま使っていい?

ガスコンロの天板が割れてしまっても、そのまま火はつくので使い続けている方もいらっしゃるかもしれません。

確かにガスコンロの割れ具合によっては、すぐ故障するわけではありませんから放置してしまいたくなりますよね…。

 

しかし実際、ガスコンロの天板が割れたまま放置して使っていると油ハネや吹きこぼれなどの汚れが割れたところに入り込んで本体が故障してしまう可能性が高いです。

 

また、フライパンを乗せたタイミングでガラストップが粉砕するという危険性もあるために天板が割れたときには修理または交換をするようにしなくてはいけません。

 

ガスコンロの天板が割れたときにどう対処すれば良い?

ガスコンロの天板が割れたときにどう対処すれば良いのでしょうか。

ここでは、いざというときにできる対処法をまとめます。

 

応急処置として耐熱アルミテープで補強する

ガスコンロを使っていて天板が割れてしまったとき。

調理中だったらどうしようかと、悩んでしまいますよね…。

ガスコンロを使っているときに天板が割れてしまうと、吹きこぼれや油ハネが内部に入り全体の故障に繋がってしまう可能性もあります。

そういったことを避けるようにするためには、一度火を止めて軍手で割れた天板で怪我をしないようにしながら耐熱アルミテープで補強しましょう。

耐熱アルミテープは1000円程度で、販売されています。

アルミ箔のテープであれば、熱源の補修にも使えますから一時しのぎとして活用してすぐに修理依頼をしましょう。

 

修理を依頼する

もしもガスコンロの天板が割れてしまったときには、なるべく早めに修理依頼をしましょう。

修理依頼は、ガスコンロを購入したお店やメーカー、修理業者に依頼することで可能です。

もしも修理依頼するときには、保険の申請に必要になる場合もあるので割れているところの写真を撮って場所を把握して説明ができる状態にしておきましょう。

また

・メーカー

・製品名

・品番

などを、しっかり把握しておくと話がスムーズに進みます。

メーカーによっては火災保険などによって修理の出費を抑えられることもあるので同時に調べておくのがオススメです。

もしも保険なども活用せずに、ガラストップを交換するとなると5万円程度必要になりますので気をつけてくださいね。

 

ガスコンロを交換する

もし天板が割れてしまったガスコンロの、使用年数が10年程度経過しているのであれば修理よりも買い替えがオススメです。

ガスコンロの耐久年数は10年程度ですから、もしも修理してもまた故障してしまう可能性があるからです。

出費が増えてしまうことを思えば、交換して割れにくい素材を選ぶのがオススメ。

ガスコンロをまるごと交換するとなると10万円程度〜になります。

近頃では割れにくい天板もたくさん出ており、衝撃に強く熱や傷にも強いハイパーガラスコート天板なども出ています。

もしも調理器具を落としても割れずに長期間使いたい!という方は天板の素材をしっかり考えて選ぶのがオススメです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、

・そもそもガスコンロの天板って?

・ガスコンロの天板の種類は?

・ガスコンロの天板ごとのメリットやデメリット

・ガスコンロの天板はなぜ割れるのか

・ガスコンロの天板が割れる原因

・ガスコンロの天板はヒビや割れたまま使っていい?

・ガスコンロの天板が割れたときにどう対処すれば良い?

などという情報についてご紹介させて頂きました。

ガスコンロの天板が割れてしまったとき、使用年数があまり経過していない場合は修理で対応すべきですが長期間使っており劣化が進んでいる場合は交換がオススメです。

ガスコンロの天板は割れてしまったまま放置していると、コンロ自体の故障を招いてしまう原因にもなります。

もしも割れてしまったときには保険が適用されるか確認し、メーカーや販売元、修理業者へ依頼するようにしましょう。

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