ZEB

2023.3.15

電気代高騰への対策として【ZEH(ゼッチ)】と【ZEB(ゼブ)】を進めましょう!


日本では台風や地震などの自然災害が多く、世界的にも水害や地球温暖化などといったリスクが高まってきていますよね。

そういったことをきっかけにゼロエネルギーや脱酸素などの言葉を聞くようになり、ZEH(ゼッチ)とZEB(ゼブ)を知ったという方も多いのではないでしょうか。

 

ZEH(ゼッチ)とZEB(ゼブ)は、住宅やビルなどといった建物が省エネ性能の高い設計・構造をしており、エネルギー消費が年間実質ゼロに抑えることを目標にした建物を指します。

 

しかしZEH(ゼッチ)やZEB(ゼブ)の違いが分からなかったり、いざ検討したいときにメリットを知りたい人もいるでしょう。

 

そこで今回は、

・ZEH(ゼッチ)ってなに?

・ZEH(ゼッチ)の概要について

・ZEB(ゼブ)ってなに?

・ZEB(ゼブ)の概要について

・ZEH(ゼッチ)とZEB(ゼブ)の違いは?

・ZEH(ゼッチ)とZEB(ゼブ)のメリット

・ZEH(ゼッチ)とZEB(ゼブ)にデメリットはあるの?

・ZEH(ゼッチ)とZEB(ゼブ)を取り入れて地球環境に貢献し光熱費を削減させよう!

などという情報についてご紹介させて頂きます。

 

この記事を読めば、ZEH(ゼッチ)とZEB(ゼブ)の最低限知っておきたい知識やメリットについて知ることができますよ

 

是非、ZEH(ゼッチ)とZEB(ゼブ)を検討している方はご一読ください。

 

ZEH(ゼッチ)ってなに?

ZEH(ゼッチ)は、ネットゼロエネルギーハウス(net Zero Energy House)の略で「ゼロエネルギー住宅」などとも呼ばれます。

 

これは、使うエネルギー量と創るエネルギーの収支バランスがゼロ以下を目指した政策のことです。

つまり、住んでいる家で使うエネルギーと太陽光発電設備によって創るエネルギー量が1年間で実質ゼロ以下になる家のこと。

 

近頃、新築の一戸建てを建てるときにZEH住宅を耳にすることもあると思いますが、ZEH住宅にすると生活で消費するガスや電気などのエネルギーよりも、生み出す方が上回ることもできるため電気の自給自足ができるのです。

光熱費が抑えられるだけでなく、地球温暖化防止にも期待されるため場合によっては補助金制度を受けて費用を抑えて設置することも可能です。

 

また国も2030年頃までには集合住宅や建売などの新築住宅の平均値をZEH住宅にしようとしているため、今後はより増えてくると予想できます。

ZEH(ゼッチ)の概要について

ZEH(ゼッチ)は、前述の通り年間のエネルギー消費量ゼロを目指した住宅のことです。

この住宅は消費するエネルギーが減ることで、排出される二酸化炭素も減るので地球温暖化防止にも期待できます。

ZEH住宅は、エネルギーの消費量を減らすことと創ることを目指した構造や仕組みになっています。

その特徴を見てみましょう。

高気密と断熱効果がある

住宅の断絶性能や気密性を高めると、

・夏は外の暑さを遮断する

・冬は外の寒さを遮断する

など、外気温の影響を少なくしてくれます。

この外の影響を受けにくい建材や断熱材(硬質ウレタンやセルロースファイバーなど)を使えば、空調設備の消費電力を抑えて夏は涼しく、冬は暖かく過ごすことができます。

住宅の断熱性能は「外皮平均熱(UA値)」によって測ることができますが、ZEH(ゼッチ)は高い基準が設定されています。

 

省エネルギー性が高い

ZEH住宅では「HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)」を設置することで、住宅内で電気を使用している機器について、決まった期間の使用量や稼働状況を確認し、電力使用の収支を確認します。

省エネ性能を高めるために、

・照明はLED電灯にする

・省エネ性能の高いエアコンを使う

・給湯器などの住宅設備にエコキュートを導入する

などして大幅にエネルギーを減らしつつ、生活も快適にします。

 

創エネルギーを実現

ZEH住宅では建物の屋根や空き地、駐車場などを活用して太陽光発電設備を設置し、自力でエネルギーを創り出す再生可能エネルギーシステムの設置を行い、使用する電力をまかないます。

再生可能エネルギーで創った電力が消費電力よりも多ければ、自立したエネルギーで住宅の消費電力における自給自足を実現できるのです。

 

ZEB(ゼブ)ってなに?

ZEB(ゼブ)はネットゼロエネルギービルディング(Net Zero Energy Building)の略でZEH住宅と同じ内容です。

しかし一般的な住宅とは異なり、テナントなどが入るビルで年間のエネルギー消費ゼロを目指しています。

ZEBを実現するのは簡単ではなく、今後の普及に向けて以下のような4段階に分類しています。

・エネルギーの収支バランスが実質ゼロ以下である「ZEB(ゼブ)」

・エネルギーの収支バランスが実質25%以下である「Nearly ZEB(ニアリーゼブ)」

・省エネ設備を整えており50%以下に削減した「ZEB Ready(ゼブレディ)」

・ZEB Readyを見据えたビルで、外皮の高性能化及び高効率な省エネルギー設備と、今後の省エネルギーの実現に向けた措置を講じたビル「ZEB Oriented(ゼブオリエンテッド)」

 

ZEB(ゼブ)の概要について

テナントビルやマンション、工場、オフィスビルなど2階建て以上の建物はZEBに分類されることが多いのですが、このZEBは3つの仕組みになっています。

それぞれ見てみましょう。

 

パッシブ技術

パッシブ技術とは、高性能断熱材、高性能断熱、遮熱窓などの外皮断熱や日射遮蔽、自然採光などの建築的な技術のこと。

建物の環境や室内環境を活用して、エネルギーの消費を抑えます。

 

アクティブ技術

空調や給湯、照明などの設備を省エネ性能の高いものを導入して高効率空調、高効率照明を活用した技術です。

 

創エネ技術

屋上や空き地を活用して太陽光発電設備を設置し、再エネ電力の利用をした技術です。

光エネルギーの恩恵は、近頃普及が進んでいます。

 

ZEH(ゼッチ)とZEB(ゼブ)の違いは?

ZEH(ゼッチ)とZEB(ゼブ)の内容がほぼ変わらないのに、呼び方が異なるのはなぜなのでしょうかり

ZEH(ゼッチ)とZEB(ゼブ)の違いは、建物にあります。

ZEH(ゼッチ)の場合は一般住宅向けのエネルギー対策をしている建物で、エネルギー収支バランスをゼロ以下にし、省エネと創エネを目指しています。

 

一方でZEB(ゼブ)の場合、テナントビルやマンション、工場、学校、オフィスビルなど2階建て以上の建物が対象になっています。

 

ZEH(ゼッチ)のメリットとは?

では、一般住宅向けのZEH(ゼッチ)にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

これからZEH住宅を検討している方は、参考にしてみてください。

 

光熱費を大幅に削減できる

ZEH住宅にすれば、光熱費を大幅に削減できるのが一番のメリット。

光熱費の見直しをきっかけに、ZEH住宅を検討される方も多くなっています。

無駄な電力を使わない省エネ性能の高いシステムに、太陽光発電設備による自家発電によってエネルギーを創れば光熱費の削減が見込めます。

ZEH住宅は使うエネルギーと創るエネルギーとの収支バランスがゼロ以下になりますから、太陽光発電設備や蓄電池などを活用すれば電力会社からの買電量が減ります。

電気代が高騰している今、買電量が減れば光熱費を抑えられることができるのです。

 

地球環境の問題に貢献できる

地球温暖化が深刻化している現代で、脱炭素やゼロエネルギーという言葉をよく耳にするようになりました。

私たちのライフラインで必須である電気や水道、ガスなどは地球温暖化に悪影響を及ぼしてしまいます。

そんなときにZEH住宅にすれば、地球温暖化防止へ貢献できます。

 

資産価値が高くなる

ZEBもなのですが、ZEH住宅を導入すれば資産価値が高くなるが高くなると言われています。

日本ではBELS(住宅性能評価表示協会)という省エネ性能の評価する指標があります。

こちらで高評価が得られている住宅は、将来的に売却をするとなった際、資産価値が高く見積もられる傾向にあります。

もしも高くで売却できれば、より良い物件を見つけることもできますね。

 

万が一の災害時に非常電力になる

日本では台風や地震などの自然災害が多く、停電が起きてしまうこともありますよね。

もしも太陽光発電設備に蓄電池も導入して、創った電気を蓄えておけるようにしておけばいざというときの非常電力にもなります。

使う量にもよりますが、数日程度の照明くらいは確保できますので万が一に備えておきたい方はおすすめ。

 

ヒートショックの軽減になる

ヒートショックとは、急激な温度の変化によって血圧が上下に大きく変わってしまうことです。

この急激な温度差によって、血管が収縮してしまうと失神や心筋梗塞、脳卒中などといった病気に繋がる恐れもあります。

血圧が下がって立ちくらみやめまいが起こると、転倒して怪我をしてしまうこともありお風呂上がりやトイレなどでは気をつけなくてはいけません。

このヒートショックは、65歳以上の高齢者や動脈硬化、不整脈などの人が影響を受けやすく健康的な人でも日頃からリスクのある症状です。

もしも、ZEH住宅にしておけば夏は涼しく、冬は温かいという過ごしやすい環境にしてくれます。

断熱性の高い住宅は寒暖差を抑えてくれますから、温度差が生じにくくヒートショックを予防できるのがメリットです。

 

ZEH(ゼッチ)とZEB(ゼブ)にデメリットはあるの?

ZEH(ゼッチ)とZEB(ゼブ)を導入するデメリットとしては、初期費用がかかることです。

ZEH住宅を建築するには、太陽光発電設備などを整える必要がありますから創エネルギーを導入するためにも数百万円単位で費用が必要になります。

 

また断熱性の高い住宅となると、工賃が高くなるのも欠点。

しかし、導入してからのランニングコストはかなりメリットがありますから初期投資と思って導入する方が将来的にはお得になってきます。

 

月々の固定費を大幅に削減したい方は是非、検討してみてくださいね。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、

・ZEH(ゼッチ)ってなに?

・ZEH(ゼッチ)の概要について

・ZEB(ゼブ)ってなに?

・ZEB(ゼブ)の概要について

・ZEH(ゼッチ)とZEB(ゼブ)の違いは?

・ZEH(ゼッチ)とZEB(ゼブ)のメリット

・ZEH(ゼッチ)とZEB(ゼブ)にデメリットはあるの?

・ZEH(ゼッチ)とZEB(ゼブ)を取り入れて地球環境に貢献し光熱費を削減させよう!

などという情報についてご紹介させて頂きました。

ZEH(ゼッチ)とZEB(ゼブ)を取り入れて地球環境に貢献し、さらに光熱費の大幅な削減に期待ができます。

もしも現在、ZEH(ゼッチ)とZEB(ゼブ)を導入するか考えている方は、今回の記事を参考にしてみてください。

 

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