ルームエアコン
2023.5.12
【家庭用エアコン】電気代を下げたい人が見逃しがちなこと
春が終わり、またジメジメした季節がやってきますね。
今年も例年以上に暑い夏になると予想されているそうです……!
そんな長い梅雨~夏の期間を乗り切るために必要不可欠な存在であるエアコン。
昨年はエアコンの取り付け・修理が間に合わず、大変な思いをした方も多くいらっしゃると思います。
余裕をもって夏を迎えられるよう、今この時期にエアコンについて一緒に学んでいきましょう!!
年々効きにくくなっている気がする・・・
故障しているけどなんとなく使っている・・・
電気代は出来るだけ安くしたい・・・!
という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
『エアコンの使用方法で電気代を下げることは可能』です。
そこで今回は、
1.現在のエアコンはどれくらい使っていますか?
2.そのエアコンは故障?まだ大丈夫?
3.エアコンと設置場所はしっかり掃除できていますか?
4.エアコンの室外機は大丈夫ですか?
5. 日常生活で気を付けるべきポイント
などについてまとめさせていただきました。
まずは現在のエアコンの状態を確認してみましょう!
現在のエアコンはどれくらい使っていますか?
多くのご家庭に当たり前のようにあるエアコンですが、いつから使っているか把握できていますか?
しばらくエアコンを変えていないという人はむしろ最新エアコンに変えた方がお得な場合があります。
エアコンの耐用年数は10年程度と言われており、メーカーはランニングコストを踏まえ、
10年程度使用したエアコンは買い替えを推奨しています。
修理をしたいと思っても、10年も古いと部品がないという理由で出来ない場合が。
参考までに各メーカーの最低部品保有期間は
ダイキン・・・10年
三菱・・・10年
日立・・・10年
パナソニック・・・10年
10年前のエアコンと比べると省エネ効率は格段に上がっており、様々な嬉しい機能も追加されています。
買い替え時の負担はかかりますが、使用から7年~13年経ったエアコンは修理ではなく買い替えがおすすめです。
そのエアコンは故障?まだ大丈夫?
今のエアコンまだ数年しか使ってない・・・
という方たちも、小さな故障のサインに気づいていない場合もあるかもしれません。
以下のことを是非チェックしてみてください!
①冷房や暖房が効きづらい
冷媒ガスが漏れている可能性が・・・!
エアコン内部の冷媒ガスが漏れたり、少なくなったりすることをエアコンのガス漏れといいます。
部屋が冷えない、温まらないなどの状態になってしまっている
取り付け工事の際のミスや室外機関連の不良、腐食などの経年劣化が原因として考えられます。
【エアコンのガス漏れを自分で確認できる方法はある?】
室外機からの風が常温であったり、
冷房を15分ほど運転した際に
室外機の細いパイプに真っ白い霜がついていたりしたら、ガス漏れの可能性が。
とはいえガス漏れ以外にも故障の原因は考えられるため、プロに相談、修理を検討してみましょう。
エアコンのガス漏れについて確認したい方はこちら
https://curama.jp/aircon-repair/magazine/576/
➁異音がする
室外機のコンプレッサーや室内機の送風ファンが破損しているかも・・・!
下記のリンクで異音の確認をすることができるので見てみては!
③異臭がする
室内機内部にカビが発生しているかも!
冷房運転中のエアコンは室内の空気を吸い込み、エアコン内部で空気を冷やし、
冷たくなった空気を室内に放出します。
エアコン内部に吸い込まれた大きなホコリはフィルターで内部の侵入を防ぎますが、
小さなホコリやカビ菌はフィルターを通過し、エアコン内部に少しずつ蓄積します。
これがカビの栄養源となるのです。
夏の湿度が高い時期に冷房をつけると、
その時に発生するエアコン内部の結露によって
エアコン内部の湿度をさらに高めてカビ菌が繁殖しやすい!
そのため、エアコンが臭くなるのは、特に梅雨から夏の時期が多いです。
もちろん、エアコンの臭いのもうひとつの原因は、生活臭。
生活の中で発生する臭いの成分がエアコン内部に付着し、
冷房や暖房の風と一緒に室内に放出されることでエアコンから吹く風が臭うことがあります。
おそうじ機能がついてるエアコンでも、臭いや頑固な汚れが付着したり、
カビが発生してしまった場合は取り除くことができません。
こまめにお掃除してみて、それでも直らなければプロに任せるのもアリ!
https://curama.jp/aircon/wall/magazine/590/
④室内機の水漏れ
ドレンホースが目詰まりしている可能性あり!
エアコンの室内機から外へとつながっている細いホースのことをドレンホースといいます。
ドレンホースはエアコンが作動した時に発生した水分を屋外へ排水する役割を果たしており、
突然のエアコンからの水漏れには、ドレンホースの状態が大きく影響していると考えられます。
ドレンホースが詰まるとエアコン(室内機)からの水漏れが発生してしまうのです。
ドレンホースは掃除を定期的にしつつ、「3~5年に1回」を目安に交換するのがおすすめ!
ドレンホースはどうしても外にあるものなので
紫外線や材質の経年変化によって、どうしても劣化が進みやすい部品です。
寿命が来る前に定期的に交換を!
自身で交換できない場合は無理せず業者に頼みましょう!
そもそも詰まってしまう原因に虫やゴミが侵入してしまっている場合が。
ドレンホースの先端に虫を防止するキャップや排水口用のネットを被せることで、
内部への虫やゴミの侵入を防ぐことができます。
交換を行った後にぜひやってみてください!
⑤漏電ブレーカーが落ちる
ショートや漏電を起こしている可能性があるので速やかに使用を中止してください。
ブレーカーを切ってからコンセントを抜き、
早急に業者に連絡を!!
一般の方が行うのは本当に危険なので必ずプロに頼ってください!
⑥リモコンが壊れていませんか︖
リモコンの運転ボタンを押してもエアコンが動かない、
その場合はエアコン本体ではなく、リモコンが故障している可能性もあります。
まずは電池があるかどうかを確認し、それでも使えない場合は
各メーカーのホームページに記載されている指示に従ってみてください。
専用のアプリやサイトでのリモコンチェックができるようになっています。
エアコンと設置場所はしっかり掃除できていますか?
エアコンの掃除って大変ですよね・・・!
1年中使っている方は全くやっていないよ!という方も多いかもしれません。
実はエアコンの掃除が電気代削減にものすごく重要なんです。
エアコンのフィルターをずっと掃除しないままでいると、風の通り道が塞がれてしまいます。
すると空気を吸い込む力が低下して通常よりも多くの電力が必要になってしまうんです……!
(ホコリが結露と合わさると、カビが発生する原因になる事も!)
フィルターが詰まってしまっているエアコンは冷暖房の効果が下がり、無駄な電気を使うことに!
2週間に1度はフィルターの掃除をした方が良いとされています。
冷房時で約4%、暖房時で約6%の消費電力の削減になります。
https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/setsuden/office/saving01.html
また、送風ファンの汚れも確認してみてください!
送風ファンの汚れも風量の低下を引き起こす原因の1つです。
エアコンは室温が設定温度に達するまでフル稼働します。
そこで送風ファンが汚れていると風量が弱まり、設定温度に達するまでに余計な時間が必要になってしまいます。
通常よりも多くの電力を消費してしまう可能性があるのです。
エアコンの室外機は大丈夫ですか?
1.室外機の周りを何かでさえぎっていませんか︖
室外機の吹き出し口をふさいでしまうと、冷暖房の効きが悪くなることがあるようです。
室外機の周りはできるだけ広く開け、風通しのよい状態をつくるようにしてみてください!
2.室外機の掃除は行っていますか?
基本的に室外機の掃除は不要とされています。
しかしあまりにも汚れていると、温度調節するために熱を排出したり取り込んだりする効率が落ちてしまい、
エアコンの効きが悪くなることがあります。
エアコンの効きが悪いと消費電力が上がるため、電気代に影響する可能性があるのです!
常に外気にさらされている室外機は1年に1〜2回程度、掃除を行うことをオススメします。
精密機械のため、分解しての掃除は行わないでください。
https://www.osoujihonpo.com/guide/aircon/150430-03
日常生活で気を付けるべきポイント
年々電気代が上がっている今。
実は、エアコンの電気代のみで考えると年々安くなっているそうです。
なぜならエアコンの性能が上がり、
少ないエネルギーで部屋を暖かく・冷たくすることができるようになったから!
それに乗っかって、猛暑を乗り切るためにエアコンを快適に使いながらさらに節約も出来たら最高ですよね!
エアコンを使う準備ができた方は、効率よくエアコンを使う術を身に付けて実践していきましょう!
①3時間程度であれば電源を切らない
エアコンを切ることで部屋の温度が上がり、エアコンをつけてまた下げようとするときに
大きなパワーを使うことになるんです。
3時間以上家を空ける場合は切ってしまった方がお得です。
➁エアコンの設定温度を変える
温度設定は、エアコンの電気代を大きく左右します。
エアコンの温度を1℃変えると、電気代は10~13%変わるといわれています。
例えば、冷房を26℃設定にしていた家庭が28℃に上げるだけで20%程度の節電ができるということ!
環境省は、「夏の冷房は室温28℃、冬の暖房は室温20℃」を提案していますが、
送風機能や扇風機なども使いながら、体調を考えて無理のない範囲でぜひ意識してみてください。
③自動運転モードを使う
実は、風量設定を「自動」にしておくことが一番効率的なんです。
部屋が冷えるまでは強風、その後は微風と、自動的に一番効率よく、
部屋にいる人が心地よく感じるように風量を調整してくれます。
エアコンで一番電力を消費するのは、電源を入れてすぐの時など、
設定温度まで温度を上げるもしくは下げているときです。
設定温度に達した後、空間の温度を維持する時に使う電力は実は少ないため、
ムダな電気を消費することなく節電につながるんです。
つまり、自動運転モードは最短で設定温度に近づけてくれるので省エネにつながる!
夏冬と季節を問わずに実践できる方法なので
あまり使ったことがない方は試してみるのも良いかもしれません。
④扇風機やサーキュレーターを使う
これも多くの方が実践している術かもしれませんが、
冷たい空気は下に、暖かい空気は上にたまりやすい特徴があります。
そこでサーキュレーターなどを使って空気の循環を行うことで、空気の温度のムラが無くなり、
冷暖房効率を上げるのに非常に効果的といえます。
さらに、エアコン自体も冷房時の風向きは水平に、暖房時の風向きは下向きにすることで、
室内の温度ムラを防ぎ、早く適正温度に近づけることができるそうですよ。
エアコンを使いこなして快適な夏を乗り越えましょう!
いかがでしたか?
エアコンのことはついつい後回しにしてしまいがちですが、
使い方次第でお得に涼しくなれる方法がたくさんありました。
こまめな掃除などはできる範囲で行い、「できない!」と思ったら思い切ってプロに頼むのもおすすめです。
現在は出ているエアコンのほとんどが省エネに適しており、
空気清浄や自動お掃除機能など、どんどん嬉しい性能がついてパワーアップしてきています。
ぜひ、お使いのエアコンについて考えてみてくださいね。
エアコンの取付工事・その他リフォームについてご相談やお見積もりをご希望の方は
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